昨年も感じたが、この時期FBのタイムラインでよく見る卒業設計の模型たち…ビルト・アンビルトかは置いといて、寂しいかな瓦屋根らしきものはまず見当たらない^^;
思えば毎年ゲスト講師でお邪魔している前橋工科大学から、1週間工場へ瓦研修(修行)に来た女子学生の卒業製作は「瓦」だった。
瓦や漆喰など…この高温多湿地震台風災害大国において確かに長く続いた素材、そして風雪に耐え抜いた構造やデザインには、時代や流行を超越した普遍的な価値があると思うのだが…。
この国にはこんなにも逞しく美しい素材があるのに、ほとんど触れずに卒業する学生は本当に勿体無いなぁと思う!
僕はテクニックやテクノロジーだけでは、あらゆる意味での持続可能な社会は実現できないと思っている。
例えば“住宅建築の高性能化”も大事だが、“人間関係の高性能化”の方が、あらゆる面においてより持続可能性に富む。カラダの充足よりもココロの充足の方が圧倒的に大事だからだ!
この模型のように、その土地の風土に根差した物語が宿り、屋根と屋根が折り重なるような秩序ある美しい風景をつくり、その屋並みのもとに同じく折り重なる繋がりの深い豊かな人の関係性をつくりたい…この“人と人のつながり”が創る本当の意味での心身健全な“環境”こそが、あらゆるモノとコトを持続可能にできると思う。
一枚一枚の瓦づくりを通し、その先で創らないといけない未来(課題)がまだまだいっぱいだ^^;
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