未来考房/瓦人 ~gajin~

和瓦とその未来を創る淡路島の瓦師ブログ

「瓦」ってイイね!!

東京の住宅計画は片流れの一枚屋根。 軒は石持(こくもち)万十の仕様なので、水上側のトップには通常“逆一文字瓦”を施工するが、意匠的に軒と合わせて万十がほしいとのことで、逆石持万十一文字(ぎゃくこくもちまんじゅういちもんじ)←長い(笑)を手作りで製作…

気になる方はぜひ入居の申込みを!!

素朴でどこか愛らしい“新しき良き”風景を描く銀古美の屋根、そして屋並み。 建築家 阿曽さんによる淡路島の農園付き住宅プロジェクトでの瓦仕掛けもこれが最後…1度目は収縮率の失敗でボツ、2度目は乾燥時に崩壊してしまいボツ、3度目の正直にしてようやく無…

新しいのに古い屋根…

午後から鳴門の100歳民家再生現場へ… 大屋根の地葺きもほぼ完了。 銀古美9寸平×100歳素丸がとても馴染む! ケラバも役物を使わず同じく9寸平での刻み仕上げ。 斜めから見ると100歳のままのビンテージな景色を描き、見事に作戦成功だ(^^) 設計者と検討に検討…

竹かんむりに、土と瓦と木…

先月、渡り廊下屋根を銀古美で仕上げた「淡路島の家」で2期工事“茶室”の改修開始! 解体するとあらわになるのは木と土と竹と瓦…100年生きた建築って、やはりこの素材達の組合せ。 今まで幾度と古民家再生の現場に向き合っても結局はこの組合せであり、これ以…

バッファロー!?(^^)

歴史ある水上楼閣の建替え計画。 設計図面をもとにした鬼瓦の復元は、4月の検査に向けてまず一体、降り鬼からカタチになった。 これが写真では伝わらないが、銀古美での焼きあがりw:750㎜を目指して、この成型後でw:800㎜以上ある。 スマートで穏やかな顔つ…

持続可能にも程がある…「瓦」

讃岐の“こんぴらさん”で有名な金刀比羅宮の境内にある書院の改修が始まり、鬼瓦等の修理再焼成のためお預かりした! 隅鬼4体はなんとか無事のようだが、棟鬼のうち1体はあちこち重傷(崩壊)で、もはや復元製作しかなし。 瓦はすべてビンテージな“銀古美”で準…

瓦づくりを楽しもうー!!

商業ビル新築プロジェクト用のボーダー瓦。 外壁にトータル300m、ボーダー状にレイアウトされる。 ところてんのように押し切り出した土のボーダーをひたすら乾燥中。 一本一本分けたいが離したら反る、しかし離さないとなかなか乾かない。 ジレンマと戦いな…

運命共同体での共同作業(^^)

今日は(株)いらかの皆さんが淡路島にお越しになりスタッフ全員で工場見学、そして座学として1時間の瓦レクチャー、その後瓦コースターづくり体験と…半日どっぷりと“瓦というモノとコト”に触れていただきました!! 瓦の世界において製工は一心同体の運命共同…

瓦葺き日本一決定戦!

技能グランプリ in 北九州 Kawara (Japanese Tile) Roofing かわらぶき 配信予定 / LIVE Schedule2月25日(日)08:30-10:15 / 10:30-12:55 https://worldskills.jp/live/08/?fbclid=IwAR2cJuj5IrVCCFbBKAc_YanRTVkitE_RAURW7H-vs1WMiZ6CQrPc6YpFbVQ_aem_AUd1…

本瓦葺きの可能性…

鳴門の100歳民家再生計画… 今朝はトラック2台で2度目の搬入をし、大屋根におおかた銀古美の平瓦があがった! いつも思うが、銀古美で焼いた瓦は屋根にあげても銀色に光ることなく、落ち着いた質感でシックな景色を描くのが印象的だ。 今回平瓦は新しくし、素…

雨降って地固まる…

今日はまた新たな「淡路島の家」の地鎮祭。 土壁の家をつくり続ける豊田さん設計の木と土と漆喰と瓦屋根の家。 今回、室内外の土間の大部分が三和土仕上げとのこと…なんとも楽しみな建築が始まる(^^) また淡路島で新しくも懐かしい“銀古美”の風景が創られそ…

“モノ”プレゼンではなく、“ヒト”プレゼン!

三重県建築士事務所協会の勉強会で松坂まで… 『 銀古美(ぎんふるび)という挑戦』 〜 1000°Cの壁を超える瓦づくり〜 大事なのは単なる“モノ”プレゼンではなく、“ヒト”プレゼン。 作り手としての想いやこだわりを伝えることで共感を得る…この“感性価値”とは…

「丸なし剣片喰」…浜松の家

先日火入れ式をした建築士の自邸計画「浜松の家」 シンプルな瓦仕様にあってワンポイントのシンボリックアイテムが欲しいとのことで、巴瓦を紋入りで製作…“丸なし剣片喰”がとても粋だ。 家紋は“ルーツ”を示す誇り高きデザイン! そのデザイン性の高さには、…

モノづくりを楽しむということ…

さて、明日は工場を飛び出し、三重県建築士事務所協会様の勉強会にお声がけいただき、松坂で瓦プレゼンしてきます! 『 銀古美(ぎんふるび)という挑戦』 〜 1000°Cの壁を超える瓦づくり〜 銀古美についての設計相談で、“還元焼成”を具体的に説明するのがい…

足パンパンの“歌のお兄さん”…(笑)

鳴門の100歳民家再生計画…雨の合間に横&縦桟木打ちを進め、先ほど工場仕事を終えてから鳴門へ渡り、狭小路を3人で一輪車リレー(汗) 本葺きは枚数も多いから、とりあえず1/3… これは人海戦術必至で先が思いやられる^^; 足腰を鍛えたい人は、ワークショッ…

「いってきます」と「ただいま」を支える…

神戸 岡本の家 マンションリノベーションで玄関に銀古美「甃(しきがわら)」が“眠り目地”で敷かれ、住人の「いってきます」と「ただいま」の歩を優しく受け止める。 デザインと素材のチカラでとても清廉とした空間にあって、アナログな伝統素材は柔らかい表情…

[ 能登半島復興応援イベント ]

ECO•CRAFT GALLERY 〜よみがえる工芸品たち〜 能登半島や淡路島を中心とした伝統工芸品や、環境を守るために開発されたエコ商品などが展示されます。是非手に取ってみてください! 期間中、子供から大人まで楽しんでいただけるワークショップを準備しており…

100歳の手術完了!

鳴門の100歳古民家再生計画…大屋根の垂木、野地の修復も仕上がり準備万端。 あちこち怪我をしていた古鬼瓦たちも、落ちた家紋を復元し“銀古美”の焼成術で焼くことで、ビンテージな質感を損なわず無事に修復。 折れた脚も手術を施し、みんな再登板の準備完了…

「木瓦」の本領…

今日は朝から「倉敷の家」へ… 大屋根では、細長く薄い手割り板のような「木瓦」が一枚一枚葺き重なり、細やかな表情で風景を描いていく。 それにしても緑青(ろくしょう)にエイジングした既存の銅板屋根と相性が良い。 なんなら厚みもシルエットも遜色ない仕…

未来永劫、平穏なれ…「青海波」

100年前の瓦師が作った棟飾り役物…青海波。 構造的に上手く出来てるな〜! 横に並べていくだけで青海波が描かれていく。 しかも現代のようにプレス量産を前提としない手作りものなので、遠慮のない思い切った立体感が陰影に深みを生む。 先人の仕事は勉強に…

“桃”じゃなくて“宝珠”だよ(^^)

火入れ式後の阿波の家…下屋根に続いて上屋根の瓦撤去も終わり、大工さん達が野地直し中。 垂木間隔が狭いと思えば7寸5分ピッチ…屋根裏掃除に進入するには垂木をカットしないと入れないという^^; ただ、そのおかげか土葺き本瓦の超重量を支え続けた100年建築…

適材適所のデザインを…

淡路島の小さな御堂…倒れかかってました^^; 地元の人々が大切にしてきた御堂…なくすのは簡単だが、今回建て直してほしいとのご要望。 屋根のスケールはとてもとても小さい… 通常は一坪3.3㎡に57枚、53枚必要なJIS規格判が一般的だが、門や塀、祠や社など小さ…

目指すは柿(こけら)葺きのシルエット…

倉敷の家…まずは客間の銅板腰葺き屋根への銀古美「和瓦」の地葺きが終わった。 寂びの美しい銀古美の表情は新しくも懐かしく、緑青(ろくしょう)にエイジングした銅板と相性が良い。 並行してLDK部分の大きな屋根への銀古美「木瓦」葺きも開始…まずは裏表反対…

見納めの100年景…阿波の家

先月、火入れ式をした徳島の100歳建築も下屋の屋根仕舞いを終え、来週に上屋根を解体する。 今日は先に降ろした下屋根の鬼瓦4体を預かりにきた。 こちらは再焼成し屋根へと再登板させるが、折れたツノなどはあえて修復せず、100年の風雪に耐え忍んだ名誉の負…

脱工業製品へ…

それはピタゴラスイッチのようにコミカルに… またはスキーのリフトのようなワクワク感も… 今日の瓦づくりは、朝から流れてくる桟瓦の白地(乾燥素地)を焼成コンテナにひたすら積み込んでます。 1日のロット分を積み終わるまで、この場から動けないストイック…

【 甃 −shikigawara− 】

現在、瓦葺き工事中の倉敷の家。 玄関土間と、犬走りや門まわりの甃も計画。 尺角だけの仕上げとパターン貼りの検討で、設計チームがギリギリまで調整され、ようやくゴーサイン! パターンの場合はアナログな瓦師にとっては枚数計算が大変(汗) なんとか積算…

浮世絵の世界を今に!!

江戸時代初期に建てられた水上楼閣…このたび令和の改修に際し、永い年月をかけて大気と日光の営みによって造りだされた「さび」の力を宿すような“銀古美”本瓦づくりをいよいよ始めるが、肝心の鬼瓦の復元資料(写真)がとても荒い画像だ! あらゆる情報をもと…

ドミノの達人…

今日の仕事風景から…超タイトな納期で決まった瓦タイル“soil”を、ひたすらドミノ積み! “感覚”と“間隔”が大事なので素手で窯積み…今日は一度もドミノ倒しせずに積みきった(^^) 粘土を切り出した断面は、不思議と綺麗な木目模様…それは思わず“木”かと見紛うほ…

火入れ式「家内安全」

本日、「浜松の家」の火入れ式! 建築士の自邸計画で、ご本人家族、大工さん、葺き師達が、“遠州”だけに“遠路”はるばる早朝から淡路島まで来られた! 家づくりに込める想いは「家内安全」 “つくるヒトたち”皆でその想いをシェアし、手を合わせ火入れした瓦が…

確かなエビデンス…

「淡路島の家」…年明けに解体し、これから再構築する離れの鬼瓦復元もカタチになり乾燥中。 金型による量産のために“トゲを抜かれて”丸くなってしまった現代の工業製品チックなものとは違い、先人のデザインや美意識は本当に素晴らしいと思う。 先に改修した…