未来考房/瓦人 ~gajin~

和瓦とその未来を創る淡路島の瓦師ブログ

2024-01-01から1ヶ月間の記事一覧

銀古美の総合力…

倉敷の家…50年以上経った土葺きの和瓦から、銀古美の「和瓦」×「木瓦」へと屋根改修を着工している数寄屋風の美しい住宅。 野地修復後、縦桟、1寸角の横桟と不陸を直しつつ下地づくり…このひと手間で瓦の葺きあがりに大きな差が出る! 今日は東京からTNA鍋島…

まだまだある“瓦仕掛け”…

自然の木々草花が二つとして同じ色がなく彩り豊かなように、“銀古美”も本来の焼きものらしく優しい濃淡グラデーションを描きはじめた。 淡路島の農園付き住宅プロジェクトも完成に向けて佳境…土壁に銀古美葺きの素朴で愛らしい佇まいがとても魅力的で、お世…

ひたすら修景ミッション…

淡路島の家…まずは軒折れで崩壊しかかっていた渡り廊下の屋根が葺きあがった! 既存古瓦とビンテージな“銀古美”は、新旧の極端なギャップを感じさせず、うまく手を繋いでくれそうだ(^^) 2期工事の茶室屋根との取合い部は保留にしておいて、とりあえず一件落…

もっと「瓦」を学ぼう…

昨年も感じたが、この時期FBのタイムラインでよく見る卒業設計の模型たち…ビルト・アンビルトかは置いといて、寂しいかな瓦屋根らしきものはまず見当たらない^^; 思えば毎年ゲスト講師でお邪魔している前橋工科大学から、1週間工場へ瓦研修(修行)に来た女子…

かわらのおはなし…

今日は午後から「かわら先生」…BNIのメンバー皆様にお越しいただきました! まずは「かわらのおはなし」冒頭のレクチャーで作り手としての“想いの丈”を伝え、その1400年持続してきた瓦というモノとコトの“重み”をしっかりと共有していただいてから土と向き合…

100歳達の淡路島ツアー!!

鳴門 古民家再生の屋根改修を着工! 100歳の素丸は鬼瓦と共に全て大事に手降ろしし、もう一度活躍の場を与えるべく仮置き。 「本日、淡路島ツアーへ御乗車の乗客は皆さん100歳ばかり…安全運転でご案内いたしますので、シートベルトを閉めてご着席ください!…

“粋”って大事です!

今日の「銀古美」の窯出しから… なんせ寒いので、窯場の熱はありがたい(^^) ある有形文化財の改修計画用に焼いた、のし瓦に紐(ひも)が付いた「紐のし瓦」! 古い屋根でよく見る、のし瓦の継ぎ目を白漆喰で巻く「紐漆喰」の意匠を先人の瓦師が役物として完成…

ディテールへの拘り…

またまたこちら…手作りの廻り隅トンビ! 改修が始まった鳴門の古民家再生に使う予定。 設計者からの要望は…「お任せします」とのこと(笑) 100歳の建築を素朴でどこか懐かしく、しかし現代的にシンプルかつセンシティブな味付けもし、物語に溢れ、“未来の一つ…

“本物”を感じるセンサー!

和歌山の社寺屋根から降ろした御所型鬼瓦。 全高900×全幅1,200(㎜)と、“一つもの”としては特大級…この方達の体重は一人では絶対に持てないレベル! 岐阜県美濃産、彫られた年号は昭和52年。 満46歳は鬼瓦としてはまだまだ赤子か(^^) このたび屋根の改修に際…

[ 温故知新 ]

土を練って焼く…設備こそ近代化したが、やってることは同じ。 これが1,000年以上続く素材と技術だ。 現代の多くの家づくりは、素材は、1,000年続くか? この“確かに持続してきた”ものの声に耳を傾け、教えを乞うことが今必要だと思う。 そんなことを思いなが…

かわらない、ということ…

「いぶし瓦と銀古美の違いについて、どこがどう違うのでしょうか?」 春に向けての計画で設計事務所からの相談が年明けから毎週続く。 僕の発信力と熱量が足りないのか、“いぶし瓦”と“銀古美”の違いについてまだまだ伝わっていない(笑) [いぶし瓦] 焼成後…

家と家型と…

家型の瓦アイテム達…これ一体なんでしょう? 銀古美でビンテージに焼いたものと、青磁釉で綺麗なターコイズグリーンに焼きあがったもの…すべて手作りのオリジナルアイテム! 淡路島の農園付き住宅プロジェクトで、方形屋根×土壁の愛らしい建築群が“新しき良…

身長が縮んで腕が伸びる仕事…(笑)

長〜い滑り台(笑)を設置した“淡路島の家”改修現場! 先行で解体した渡り廊下の野地が出来あがり小雨のなか瓦搬入…これが自宅になんとプールがあった名残りで、“銀古美”達の運び込みがスーパーハード(汗) ブロック塀を越えて滑り台の脇をくぐり、両手で一束づ…

100歳の骨格!!

明治18年築、そしてこの地に移築され100年以上風雪に耐えた「淡路島の家」大改修プロジェクト。 続いて“離れ”の改修は一旦全解体…年明け8日から着工し、あらわになった100歳の骨格はまだまだ生命力に溢れ、木材は再構築される。 屋根は“銀古美”の本瓦葺きで…

火入れ式「家内安全・笑顔」

阿波の家、屋根改修のための火入れ式でした。 建築に込める想いは「家内安全・笑顔」。 記念瓦にも同様に日付とともに”想い“を彫られた。 僕ら窯元は、一軒一軒のこうした建主の様々な想いを預かり、瓦を作らせていただき、屋根となって建築を守り、末永く暮…

時の納屋

さぬき市「時の納屋」プロジェクトで銀古美の瓦葺きが始まった! 瓦屋根は昔から“波”に例えられるが、見晴らす瀬戸内の穏やかな海とシンクロするように、まさしく雄大に“甍”が描かれていく。 2年半前にいただいた堀部さんのスケッチが徐々に解像度を上げてい…

振り袖は無理かも…(笑)

建築家の自邸計画@銀古美 本瓦葺きの素丸は通常5寸幅のところを4.5寸幅タイプで製作し、淡路島の玉ねぎ小屋のような繊細で素朴な陰影美を演出する。 屋根構造の都合で一部にその4.5寸幅の「袖丸瓦」が必要となり、金型がないため完全手作り。 昨日の窯出しで…

木と土と竹と石と漆喰と瓦だけ…

長〜い滑り台を設置完了(笑) 淡路島の古民家…草臥れた屋根の改修工事を本日着工! 立派な旧家ほど敷地は中門に池に植木にと制約が多く、おかげで超ロングスライダーのように機械を設置(笑) 今回、茶室屋根と渡り廊下の屋根を改修する。 古民家再生なら瓦はギ…

捨て難き素敵なヤツら…(^^)

鳴門の100歳古民家再生計画… 瓦葺きの仕様をどのようにデザインしようか正月休みに脳内シミュレーションを繰り返してきたが、再度現調にきた! このビンテージな古鬼瓦たちを再利用出来るか検討。 物語を繋げるには唯一無二のシンボリックなアイテム。 最焼…

【 木瓦 −kigawara− 】color/terracotta

設計相談を受けての試焼きだが、情熱的で美しい朱-aka-に仕上がった! 柿(こけら)葺き,栩(とち)葺き…中世以降、社寺建築や書院等に用いられ、またヨーロッパでは屋根・壁にと土着の魅力的な伝統意匠を表現してきた木羽板のような素材を、淡路島の土を焼き締…

“terra cotta” イタリア語で 「焼いた土」

今年最初の窯出しで焼きあがったのは赤瓦! 昨年から続く沖縄の現場へ届ける。 また、銀古美よりももっと高温で焼きしめる今回の赤瓦づくりでは、他のプロジェクト用の甃(しきがわら)も焼きあがった。 朝日を浴びると燃えるような朱だ! その素朴で柔らかそ…

瓦坐は物怖じしません(笑)

『芸能人、格付けチェック』2024スペシャル 昨夜の放送で、テーマ“寿司”の際に紹介された、4年連続ミシュラン一つ星を獲得した銀座の高級店のカウンターに瓦コースター「瓦坐」が並べられていました! 嬉しいな〜! 一流の店と一流の客に認められ、ご愛顧い…

モノクロの風景に再び彩りを…

明日からまた瓦づくりで突っ走るので、少し早いですが年末年始にご挨拶出来ていない方々へ寒中お見舞い申し上げます。 元旦より本当にたくさんお年賀でのご挨拶をいただきましたことに感謝しつつ、誠に勝手ながら本年をもって年賀状でのご挨拶を控えさせてい…

一日も早く穏やかな風景を…

正月休みに一日ぐらい自分時間…伝家の宝刀“鬼瓦パター”をひっさげ打ち初め!! 年に3〜4回しかいかない瓦師にしては18ホールOBなし…最後までボール1個だけでホールアウト!! スコアも88と新年早々末広がりで縁起よし⤴︎⤴︎ 自分でつくった瓦製パターで、自分…

改めて、風雪に耐えるもの…

富山の家、加賀の家…そのほか新築や葺き替えで“銀古美”を葺いていただいた住宅は大丈夫だろうか? 住まい手は無事だろうか? お世話になった葺き師や大工、建築士達はおそらく最前線で尽力されているだろう。 遠く淡路島から心配しております…。 一方で、ま…

ー謹賀新年ー

ゆく年もくる年も、歩んだ道もこれから歩む道も、一歩一歩消えない足あとをしっかりと残しつつ、光射す方向へ歩いていきたいですね^^ 今年も屋根に壁に床にと…「瓦」が活躍するワクワクするようなプロジェクトが目白押し…その先でヒト・モノ・コトが交わり合…