2022-04-01から1ヶ月間の記事一覧
本日は東京から淡路島へ将来移住される方の古民家改修における瓦の火入れ式。 込める想いをご家族皆さんで和気藹々と書に表され窯底へと… 一枚の瓦として屋根に葺く記念瓦には日付とともに皆の名を刻まれ、海外にいるご家族のメッセージも英語で(^^) そして…
今日の“銀古美”の窯出しから… もう来年の工期のプロジェクト分までオーダーを受けているため、待ったなしの焼成が続く古彩色仕上げの甃(しきがわら)(汗) なのに今回はロス多し…⤵︎⤵︎⤵︎ 土の機嫌、乾燥の具合い、炎の気まぐれ…自然に翻弄されかなりの枚数の“反…
讃岐の家…上屋根の瓦葺きが完工! 草臥れていた古鬼瓦も、再焼成して綺麗ないぶし銀となり、無事に威風堂々再び大棟に返り咲いた(^^) 組棟仕様はまさしく装飾瓦文化の讃岐らしく何種類もの棟瓦を組合せ、元屋根の雰囲気を損なうことなく仕上げることが大切。…
神社の改修プロジェクトで尾道から棟梁はじめ関係者皆さまをお迎えし、厳粛かつ和気藹々とした空気に包まれ火入れ式を執り行いました。 窯に入れる書には「神楽殿」と書かれ、記念瓦には総代皆様の名を刻まれました。 そして火が入り手を合わせる。 人が祈る…
本堂・客殿新築計画の原寸打合せ@淡路工舎 倉庫の床全体を使った原寸図をもとに各部瓦の納まりを確認。 仕様は“銀古美”…鬼はすべて古代鬼面で、方形の本堂露盤は三尺角で決定。 準備を待つ木材たちが、現代住宅建築ではまず見ることもないスケールばかりで圧…
今朝、宮大工の工房にて…職人集団の打ち合わせは机も椅子も全て手作り(^^) モノをゼロから生み出せる人間は、たぶん無人島でも強い(笑) 基壇も丁寧に仕上がり、この下の石部分も含めると相輪の先まで全高(地上高)は8mを超える。 一歩一歩…プロジェクトは進ん…
“銀古美”の焼成術が表現する、上品で“古美”た本瓦葺き屋根…オープンから早や一年が経ち新しくも懐かしい風景となる。 「Azumi Setoda」 明治初期1876年に建てられた建築が受け継がれ誕生した、アマン創業者・エイドリアン・ゼッカ氏が手がける宿。 日本独自…
淡路島の西海岸沿いにある宿「梅木屋」。 昔の旅館の趣を残したままリノベーションされ、田舎の実家に帰ったような“懐かしさ”が滲みでるこちらの宿の瓦看板を作らせていただいた。 400角甃(しきがわら)に彫ったシンプルなロゴデザインは、宿の平面図がモチー…
今日はお世話になっている工務店会の第126回を数える歴史あるコンペ!! 伝家の宝刀“瓦パター”の出番でした^^ 珍しく工場を飛び出したが、筋金入りの瓦バカはゴルフ場でさえ「瓦」を手放しません(笑) けっきょく正月以来のラウンドなんかでは、伝家の宝刀も…
今朝の“銀古美”の窯出し…からの窯入れ。 熱々の瓦を出したばかりの炉内は、まあまあ灼熱(汗) そのまま次の窯入れの前に、薄い面土瓦など色々底に並べていくが、これがリアルにドミノ作業^^ 靴底がとけるような熱さと、顔に纏わりつく熱気に耐えながらのドミ…
−鎌軒瓦の合端(あいば)作業− 神は細部に宿る…“焼きもの”である瓦の癖を、活かし殺す緻密で繊細な手仕事があってこそ、この大らかで雄大な屋根と風景が創られる。 一ノ瀬親方たちの佇まいはやはり美しく…それだけ真摯に「瓦というもの」に向き合ってくれてい…
以前、石垣塀の意匠復元で“銀古美”の本平瓦だけで仕上げた「淡路島の家」…次のPrjの瓦葺き改修計画で実測。 まさしく“甍の波”を泳いでいるようだ! 本瓦葺き民家は瓦の島である淡路島ならでは…それだけ瓦というものが身近だということ。 その土地の土を焼く…
4/7にリニューアルオープンした茅葺き建築に“木瓦”を施工した「わら家」(完工写真→https://gajin.hatenablog.com/entry/2022/04/07/134730 )と共に再整備が行われていた香川「四国村」… その外構アプローチに銀古美“甃(しきがわら)”の尺角が四半貼りされ、土…
「木瓦」…細長く薄い手割り板を葺き重ねた木羽のような瓦。 汀に寄せるさざなみのような柔らかい谷の連続が、雨の道として仕事をしつつ、光の角度による陰影の変化で屋根に豊かな表情をつくる。 それはまるで光が水のごとく奔放に流れるかのように… 日本の風…
またまた、また…人気の笑鬼表札が焼きあがった!! 今回はビンテージな“銀古美”焼成…焼きものらしい素朴な質感が笑顔に“深み”を添える(^^) 土と炎による粋な演出で、またもや牙の先っぽだけが白くなり、チャームポイントに。 笑う門には福来たる…そんなとき…
京都大原 勝林院…樹齢100年のもみじが青々とその生命力を漲らせる頃、木と土の建築は日本の気候風土が導く必然の姿をもって風景と美しく同化する。 寂び感ある素朴な表情の“銀古美”の屋根が、千年の歴史ある境内において初々しくも謙虚に佇み、同じく“銀古美…
鎌倉プロジェクト3棟目…富山から移築された220年前と140年前の2棟の建築が融合した「常若社」の瓦葺きが着工! 桟瓦で8,000枚も必要な大屋根が、鎌倉山の高台で風景を描きはじめた。 軒は“鎌軒瓦”仕様…僕ら瓦師や瓦葺き師たち玄人好みの瓦であり、和瓦の原点…
今回の瓦パターのオーダーはtype“銀古美”… ヘッド底面にはネームを彫った! ロフト角3度に合わせて研磨したフェイス面は、瓦とは思えないほど相変わらずの鏡面仕上げ。 昨今、若い世代の女子プロ達の活躍によりアマチュアゴルフ界も女子率が高くなり、ウエア…
淡路島プロジェクト…外壁の“木瓦”がほぼほぼ葺きあがってきた! 第1コーナー〜第8コーナーとハードな旅だったが、もう残すは最後のバックストレートのみ(^^) 木板のように薄い瓦は程良く暴れ、陰影と表情を不均一で魅せることで建築の外皮を柔らかく包む。 …
[PATISSIER eS KOYAMA -未来製作所-] 設計:橋本夕紀夫デザインスタジオ 左官:左官株式会社/久住有生 土間 瓦タイル:円坐−maruza− 【大人進入禁止】 “丸い瓦”は人をワクワクさせてくれる(^^) *以降の写真は、円坐を納品に行った際に久住さんに案内され…
1期工事で大屋根瓦葺き中の讃岐の家… 解体時に強制連行してきて、土、漆喰、苔の洗浄に悪戦苦闘した古鬼たちも、無事に見違えるほどのいぶし銀となって再登板! もはや、ほぼ手に入らなくなってきた稀少な“井筒”もサイズ別になんとか確保し(汗)、元仕様通り…
人気の手洗いボールがまた一つ焼きあがった! 今回は、すり鉢形状や盃形状とは若干違い、半球型で底部がある程度フラットな仕上げ…一点ものの手作りボールは、設計図面にもとづく製作は実はとても難しく、外径、底部径、高さともに5㎜〜10㎜前後の焼成誤差が…
火入れ式(▶︎ https://gajin.hatenablog.com/entry/2021/12/21/175714 )を執り行ったプロジェクトの木瓦葺きが完工! 栩(とち)葺きや柿(こけら)葺きのような素朴でシンプルな輪郭を目指し、隅は切り合せ仕舞い…壮絶な下地づくり(笑)も含め、葺き師の丁寧な合…
140年物の古鬼瓦と水板のオペ開始…まずは目ん玉から(^^) 棟の水板が描く物語のなかで、ヤマトタケルノミコトの剣でこの龍もおそらく瞳を切られ、ツノも折られたと想像すれば辻褄が合う(笑) 原型デザインがないだけに想像による創造。 本体もいぶし銀に再焼成…
和菓子を作ってる訳ではありません(笑) なんとも美味しそうなこのパーツは釘隠し! スサノオノミコトがヤマタノオロチを退治した剣を洗い、身を清めたという神話が残る岡山県赤磐市是里の血洗滝神社…今回その祠建替えにつき家紋と釘隠しの製作依頼を受け、今…
昨年、現調で伺った神社の鬼と水板…140年分のアカを落とすべく、また背中の流し合い?で“裸のつきあい”してます(笑) 水板が描く物語は、龍と対峙するヤマトタケルノミコト…昔の瓦屋根はさながら歴史絵巻だ! 現調時に見た屋根での姿はまだまだ堂々としていた…
徳島市 常慶院滝薬師 本堂屋根改修工事の際に見つけた名もなき美景。 足元には八重の桜が魅せる花絨毯…清廉真白な雛菊の背景を今しか描けない“季語”で彩る。 咲き誇る桜よりも、どちらかといえば散る桜が好きだな〜(^^) ーーーーーーーーーー #桜景 #桜一会 …
“梅デザイン”の紋様をあしらった、小さな小さな巴瓦…銀古美の焼成術でビンテージに焼きあがった!! 梅だけに…「旅館うめ丸」で使われる卓上の楊枝置きだ(^^) 使用時はひっくり返して置くので紋様も上下反対になるが、あえて正しい向きに製作して本来の瓦と…
“銀古美”手作り400角甃(しきがわら)が景色を描く空間が完成…お声がけいただき内覧会にお邪魔してきた。 洗練されたホテルのようなデザインのクリニック新築プロジェクト…その1階レストランnookの床約100㎡に、タイルとはまた違う瓦ならではの世界観が広がる…