未来考房/瓦人 ~gajin~

和瓦とその未来を創る淡路島の瓦師ブログ

2025-11-01から1ヶ月間の記事一覧

師は走る…

いろんなテクスチャのボーダータイルの相談が続く。 スクラッチ、ウェーブ、粗目、磨き…etc. サンプルUPしてはまた変更…と、理想を追求する設計チームとのクリエイティブなやりとりは難しくとも楽しい(^^) とにかく工場の設備や道具、製造オペレーション等諸…

共通言語がいっぱいだ!!

島根での最後は亀谷さんの工場へ… どこの産地のどこの窯元へお邪魔しても、まったく同じ匂いと同じ空気感に包まれているのが面白い。 仕事についても方言の違いはあれどすべて共通言語。 伝統産業はやはり伝統産業…長く続いているからこその共通・共有財産が…

[ Grand Toit -大きな屋根- ]

島根に来たのでグラントワへ… 屋根に12万枚、壁に16万枚。 時々刻々で千変万化に表情を変える石州瓦の圧巻の建築。 20年を経てもまったく色褪せない美しさこそ、「瓦」という素材の逞しい力によるものだ! 瓦で彩られる風景…このたび初めて島根を訪れ、里山…

日本の風景を今一度洗濯いたし申し候…

今日から島根へ…赤瓦の風景が美しい土地。 その風景をつくり続ける石州瓦産地からの依頼を受け、恐縮ながら講演させていただくことに。 ご出席いただいた島根県としまね産業振興財団、浜田・大田・江津3市の行政関係者の皆様も含め、産地を越えて“瓦復権のシ…

まだまだ道半ば…

本日昼から着替えて珍しくスーツに身を包み、中小企業団体兵庫県大会で淡路瓦工業組合 功労者表彰を受けています。 表彰など大変恐縮ですが、日本中の屋根という屋根を瓦に戻すまではまだまだ道半ば…(笑) これを一つの励みに今後もますます精進しよう! ・・・・…

瓦葺きの学び舎を再び…

淡路島のこども園新築計画。 本瓦葺き×桟瓦葺きのおよそ2,300㎡近くある瓦工事が完工。 折り重なる勾配違いの雄大な屋根が、背景の山の稜線と連なるように風景を描き出した。 周囲の山や草木、田畑の彩りにシンクロするように一枚一枚素朴で豊かな表情で魅せ…

徳島の家

徳島の家、大屋根の瓦葺きが完成。 銀古美の仕様は、軒を桟瓦のまま葺きさらし、ケラバは袖瓦、棟は櫛面土瓦を置き、熨斗を幅詰めして甍覆を伏せたとてもシンプルで素朴な仕上げ。 外壁は焼杉で包まれるそうで、玄関部の庇は少し先になるのでまたその時に。 …

素材との対話…

今日は徳島で100歳の瓦達との対話! とりあえず身体検査と健康状態を診断…あとは建築家と相談の上、どのようなオペをするか検討させていただきます(^^) これを機に引退していただくもの。 老体に鞭打って現役続行していただくもの。 地球由来の長命素材は、…

家と家型と…

淡路島の滞在型農園施設計画で、方形屋根×土壁の愛らしい6棟が、昨年に続きまた“新しき良き”風景をつくろうとしている。 こちらに届けるべく、青磁釉で綺麗なターコイズグリーンに焼きあがったのはドアノブ! この瓦のドアノブを掴み“淡路島へのとびら”を開…

瓦書(かわらしょ)

毎年恒例で風物詩の干支コースター! 書道家 渡辺遥華さんとのコラボレーションです(^^) 今回は「午」と「丙午」…ともに生命力あふれる字が、焼くことで決して消えない“瓦書”へ。 瓦書(かわらしょ)は、古代バビロニアで使われていた粘土板文書とも呼ばれる文…

島じかんに寄り添う

瀬戸内 豊島-teshima- 「HOTEL SHU(聚)プロジェクト」 4棟のホテルの上屋根×下屋根で8面の屋根が折り重なるように風景をつくるプロジェクト。 軒とケラバの仕様は素朴な“シャギー”!! 桟瓦を葺き晒すシンプルで軽やかな仕上げで、素っ気なくも潔く和瓦の曲…

digital built environment

最先端の技術を「瓦」に実装する実験。 九州大学のDーBeチームを迎えて終日アナログvsデジタルの格闘…産学連携で面白いプロジェクトが始まりそうな予感! 2月の成果発表に瓦レクチャーを兼ねて九州大学へ行くのがすでに楽しみです(^^) DXへの挑戦が、伝統産業…

地球由来の素材に触れる場

山梨のスタートアップ支援拠点整備事業で、ワークプレイスをはじめとするラウンジやカフェを展開する施設内に瓦タイル「soil」が採用されています。 ベンチに植栽の囲いにと、目で見て、手で触れ、足で踏み、坐るところに地球由来の素材があることはとても大…

瓦の神様はいました…!

ただいま猫の手も借りたい的な…ですが^^; 今日は工務店の40年続く伝統コンペ… 世界に一本だけの瓦パターの出番でした(^^) って、気付けばまたおよそ半年ぶりのゴルフ… カラダと精神が幽体離脱状態でゴルフにならないのは当たり前(笑) ただ、瓦しか頭にない男…

鎖隅(くさりすみ)

唐破風や切妻箕甲の隅瓦…これで左右2辺の長さが36cm、隅先までの対角線長さで50cm以上になる。 デカい!!^^; 大阪の神社建替え計画用だが、毎回正解が見えないまま手作り手探りでの対応。 もちろん毎回屋根の勾配や箕甲の落ち寸法が違うので常時在庫しにく…

monokawara 「はじめの一歩」

昨日、赤ちゃん連れでお越しのゲストは生後1ヶ月で宮参りの帰りとのこと。 誕生記念の手足型「はじめの一歩」をご依頼いただき、小さな小さな手と足を型取りし、今朝は朝メシ前のひと手仕事(^^) 2025.10.10/3,380g 8cmの足と6.5cmの手 個性と可能性がいっぱ…

“躾”が大事…

滋賀 彦根の計画から… 円弧状の切妻屋根では、放射状に広がる面(外輪)と狭まる面(内輪)で本瓦葺きの平瓦の割付けが変化する。 シミュレーションの結果、棟の面土瓦を3種類のサイズで製作したが、けっこう大きいので端々から反ろうとした(汗) で、本日窯出し……

木瓦がつくる木陰…

つい先日リニューアルオープンした世界一渦潮に近い「道の駅うずしお」。 外部建屋4棟に“木瓦”を葺かせていただいた! 共に小さな屋根だが、こけら葺きのように小割りな意匠の木瓦だけに屋根も伸びやかで軽やかだ。 ここは通年で淡路島でも屈指の集客スポッ…

京都 八坂プロジェクト

5月の火入れ式で、施主様はじめ設計・施工チーム皆で想いを込めて焼きあげた銀古美の屋根。 *火入れ式 ▶︎ https://gajin.hatenablog.com/entry/2025/05/24/153207 下屋根の軒はオーソドックスに一文字。 大屋根は桟瓦を葺き晒し翼を広げたように軽やかに。 …

迷宮入り必至…^^;

京都で進行中の現場確認。 奥行き長く屋根面積約360㎡もある計画。 ここは山あり谷あり、棟違いあり縋るあり、 あちこちに複数開口あり、片流れあり… 過去最強に割付けが難しい^^; 設計チームとの各部野地仕上り寸法についての打合せに、あわや迷宮入りしそ…

愛媛「西条の家」

和傘を広げたようなとても伸びやかで美しいプロポーションで佇む方形屋根の建築。 光の移り変わりによって様々な表情で魅せる“銀古美”の屋根は、新しくももはや懐かしい。 手作りした頂部の七寸素丸“四つ又”も無事に納まったようで安心した(^^) 100年前の柱…

時代の落とし物…?

今朝は京都で現調… ポツンと時代に置き去りにされたかのように、奥に佇む明治生まれの蔵。 コンクリートや、トタン屋根、アルミ、ブロック、サイディング…など、次の時代に生まれた建築の素材たちに囲まれ一見肩身が狭そうに見えるが、忖度でもなく間違いな…

建築=風景

淡路島のこども園新築計画。 勾配違いの大きな切妻屋根が折り重なることで背景の山々の稜線とシンクロし、また瓦が葺かれるにつれ広がる“甍”はさながら海原のように雄大で、こちらは瀬戸の海と繋がる。 海と山と…これだけ大きいスケールだと建築自体がまさし…

“大えいようぎょう”ではたらきたいとおもいました 笑

先日の地元小学生による“まち探検”。 「“土坐”に“チビ坐”がやってきた」(笑) その瓦レクチャー&工場見学の感想が届いた! 皆んなしっかり見て聞いて考えてくれていたようで、筆圧強めの文章がぎっしりと…なかには「わたしも、そこの“大えいようぎょう”ではた…