2022-01-01から1ヶ月間の記事一覧
淡路島のプロジェクトで外壁への“木瓦”葺きが始まった! 瓦とは思えないほど薄く外皮を包み、ただ“銀古美”特有のマットな質感と、リアル木板のように焼きものらしく一枚一枚ほどよく暴れた行儀が、陰影と立体感をもって生き生きと景色を描き出していく。 さ…
コロナに負けず、Let's enjoy golf!! 新年初の瓦パターのオーダーはtype“いぶし銀”.‥ヘッドを焼成後、研磨したフェイス面は相変わらず景色を映すほどの鏡面仕上げ! プレミアムな一本に見合う真紅のケースに入れてお届けしました(^^) 「瓦パター」はおそら…
両面焼成の甃(しきがわら)は、サイズに関わらず特に冬場の窯出しには要注意…! 完全な窯の冷却を待つほど暇ではないので、ある程度の温度で口切り(窯の蓋を開ける)しないといけないが、冬の冷気が炉内に流入すると製品に極細のひびが入ってしまう。 目視で分…
銀古美(ぎんふるび)の窯出しから… 【 甃 −shikigawara− 四半(1/4size)】 小さくとも侮るなかれ…この“四半”のサイズこそ焼成が難しい! 小さい程、ほんの少しの反りやねじれがダイレクトに影響してしまいボツとなる⤵︎⤵︎ この“四半”は、“尺角”と“半”とともにデ…
建築家の北條さんにお声掛けいただき、FMラジオ『日々是建築』という番組の生放送に出演…“瓦というモノとコト”を、時間が許す限りお話しさせていただきました。 1/26(水)の第1部に続き、2/9(水)18:00〜にも第2部として2週に渡りお時間をいただいています。 …
鎌倉プロジェクト…2棟目「大洋堂」の瓦葺きが無事完工! 200年以上前の建築が、現代職人衆の器量と技量によって見事に再生された。 “銀古美”の焼成術が生むビンテージな質感が、“出来たて”にあってもはや100年と生きたような風格と懐かしさを纏わせる。 設計…
素敵なプロジェクトに屋根の“銀古美”と壁の瓦タイル“soil”でお世話になりました! 銀古美の焼成術特有の古彩色が焼杉とともに外皮を包み、シックで落ち着いた佇まいを生む。 浴室内壁のsoilも、ビンテージグレーと白とのコントラストがとても清廉としている…
「富山の家」新築屋根に一枚一枚表情豊かな“銀古美”の世界観が広がりだす。 それは富山の冬の空色を映すように、鉛、薄墨、青鈍、灰青、薄鼠、ときに陽が射し暁鼠から薄桜へと…白い雪景色を余白にしたキャンパスに和色が多様に変化する様が美しい! “不均一”…
夜の“島ベンチ”…浮かびあがるシルエットは、やはり普遍のデザイン。 昔からある変わらないカタチは、坐っても塩梅良し、葺いては風景良し…。 #淡路島 #ベンチ #bench #ベンチデザイン #敷き瓦 #瓦タイル #タイル #tile #デザインチェア
鎌倉プロジェクトから…向拝袖丸と隅蓋施工。 棟積みもそうだが袖丸施工もボールチェーンなど駆使し、重力に従った自然かつ必然の線を丁寧に描いていく。 隅蓋のお椀は三方の接点を覆いつつ、なにより丁寧な削り合せ作業が光る! あまりにもジャストフィット…
鎌倉プロジェクトは新年も絶賛瓦葺き中! 現在は2棟目…白川郷から移築した江戸時代の社寺本堂が、プロフェッショナル達の手により再生されようとしている。 大棟は反り熨斗がリズミカルに積み上がり、亀伏間(かめふすま)で納めて完了! 続いて降り棟…目地の…
淡路島 某寺 手水舎の瓦葺きが完工! 平瓦の幅が200㎜ほどの“小瓦”本葺き仕様で、巴と素丸は建築のスケール感に合わせた随分と細い3.5寸径を使用。 小さい屋根面積を小さい瓦で葺くことで、大きな屋根に見劣りしない世界観を表現する。 当たり前の拘りが、当…
銀古美「木瓦」…まもなく外壁への施工がはじまるプロジェクトにおいて、出隅の役物を手作りするためモックアップ検討。 形状、厚み、長さ、角度、焼き方…あちこち難しい(汗) もちろん役物のパーツで覆わず、突き付けの切り合わせも可能だが、木瓦自体が個性…
反り屋根で、“八つ尾”という隅棟(尾)が8本ある象徴的意匠の「讃岐の家」改修工事が9割9分仕上がった! すべての鬼瓦に留めつけた家紋は、ご要望により“金焼き”仕上げ。 塗装やメッキではなく、純金釉薬で焼きあげた贅沢な逸品…まさしく金の相場で単価が変わ…
先日の突風で崩壊してから3日で復活。 今回は葺き足を56判用と53判用に分けて、2組製作…勾配は4.5寸とした。 日々窯出しする瓦の行儀具合を確かめる大事な架台は、設計者達へプレゼンするためのディスプレイ台でもある。 それにしても木(檜)の色は綺麗だ! …
淡路島の海辺のベンチでは、さざなみが足もとまで届き、寄せては返す穏やかな波詩が聞こえてくるような瓦のあしらいが粋だ。 それにしても「凪(なぎ)」という字は美しい! ーーーーーーーーーー #淡路島 #ベンチ #bench #敷き瓦 #瓦タイル #タイル #tile #デ…
朝からレイアウトに悩み楽しんでいる(笑) 午前中9名という奇数のお客様による本格瓦コースターづくり体験があるためだ。 Gallery土坐-tsuchiza-のテーブルは、この土の空間でも自由にレイアウト出来るよう11年前のオープン以来、三角でデザインしている。 四…
今日の“銀古美”の窯出しから…手作り仕様の甍覆(いらかおおい)! プレス成型する標準仕様の甍覆と比べて工業製品チックなディテールを排除した潔い輪郭で、幅も9寸と広くまさしく棟を“覆う”という名に相応しい風格。 神社における“神明造り”にインスピレーシ…
稀にみる寒さの淡路島…海沿いのプロジェクトの現場打合せでは立ってられない暴風(汗) 水平線にズームすると最早そこには水平“線”はあらず…抗うことのできないパワーに空恐ろしささえ感じる。 工場では、過去台風でもびくともしなかった架台屋根が、ディスプ…
今日の“銀古美”の窯詰めから…雪止め瓦! こちら富山の家2軒分…大変お待たせしておりますがようやく火入れしましたm(_ _)m “雪止め”はデザインが単純明快…屋根に積もった雪が落ちないようにするため輪っかの付いた瓦。 前にもblogで綴ったが、そのほか“雪割り…
江戸時代建立の観音堂…雨の今日も素屋根のおかげで絶賛瓦葺き中! 最焼成して綺麗ないぶし銀になった古鬼瓦をもとに棟積みの検討…厚み7分の薄熨斗の“反り”で軽やかに仕上がる予定。 瓦の重なり断面を見るとよく分かるが、本葺きの平瓦は3枚重ねになる葺き足…
全国各地の国産楮の手漉き和紙が床、壁、天井、テーブル、家具と全てを包む空間が東京墨田区に完成。 ハタノワタルさんら和紙職人達によるとても美しい仕事。 床の一部と階段に敷かれた銀古美“甃”(しきがわら)も、いぶし銀とは違う寂びれた景色をもって、こ…
歩いていけるところに、赤提灯がともる小さな“ほったて小屋”のラーメン屋台が出来た! 外はネオンゼロのド田舎(笑) にも関わらず毎夜の行列にそそられる…(^^) 麺の研究家が研究所の外で研究成果を確かめるための、潔いまでに素っ気ないラーメン屋台…ビニール…
本日、新年最初の窯出しは銀古美”木瓦“! 年末の火入れ式で建築に込める“想い”を刻まれた2枚も、無事に美しいビンテージな色合いに焼きあがった。 (*これは割れたら替えがないので取扱超厳重) 火入れ式の様子 ▶︎ https://gajin.hatenablog.com/entry/2021/1…
今日は寒かった… 薪ストーブの熱でほんのりあったまる壁の瓦タイル“soil”と、床の銀古美“甃”(しきがわら)。 熱しにくく冷めにくい瓦という素材が、“温もりの余韻”をより長く残す。 さらに、ともに銀古美の焼成術によるビンテージで豊かな表情が、この場で寛…
遅ればせながら本日初荷です^^ お約束の“初荷のぼり”をおっ立てて、今年も津々浦々で美しい風景創りの始まりです! まずは江戸時代建立の観音堂改修現場へと…不確かな持続可能性への挑戦ではなく、数百年と確かに持続してきたものを、また宮大工、左官、葺き…
銀古美の屋根や、内外壁の瓦タイルなど…とても上品な仕上がりです! 個人的に、浴室内壁の瓦タイルが可愛らしいです(^^) ぜひご覧ください!! YouTube ▶︎ https://youtu.be/1XlDDpLayKI 設計/井上 久実設計室 施工/淡路工舎 *瓦屋根全景 ▶︎ https://gaji…
新年、葺き初めは淡路島のお寺さんの手水舎。 屋根は小さくともそこは島の流儀…小瓦の本葺き仕様で、巴と素丸は建築のスケール感に合わせ随分と細い3.5寸径…これで塩梅良しとする“目利き”が大事だ! “中付刻み袖”の下端は、葺き師の丁寧な仕事により破風板の…
瓦屋根は、この裏面の通気層の存在がなによりも優れている。 先人がデザインしたこの350年続く普遍的なカタチはとんでもない大発明だと思う! おそらく“未来”を見据えるトンネルだったのだろう…これからも蓋をすることなく、こうして光と風を通し続けていこ…
【 憧れの吉野材で建てる家 2021 関西版 】 天然乾燥の吉野材を扱う奈良県吉野郡「阪口製材所」さんからのご案内。 信念のもと出版されることが素晴らしい! 木の家、土の家、自然素材の家、呼吸する家…「家」を表現するこれら聞こえの良いキャッチコピーは…