2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧
淡路島の家…素晴らしい日本建築の屋根にあがっています! 京都の料亭か旅館のような粋な造り。 見晴らすは桜と海と空、そして敷地を共有するかのような神社と寺…浮世離れした世界観漂う立地です。 大震災以降、徐々に症状が出だした壁際からの雨漏り…左官と…
original sign −笑鬼 & 怒鬼− 「わっははは!」 見てるこちらまで思わずつられて笑ってしまうような、良い笑顔に焼きあがった! 和気藹々の笑い声が聞こえてきそうでしょ? かたや怒ったほうも精悍な顔つき…3人とも生命力みなぎるイイ表情だ(^^) それにして…
京都 知恩院…御影堂と阿弥陀堂の影に、“かわら美人”のいぶし銀が晴れやかな真新しい法務棟が建った! 重厚で古美た瓦屋根建築が居並ぶ境内において、まさに産声をあげたばかりの赤子のようで、その新旧対比が微笑ましい(^^) フルオーダーメイドの一点もので…
工場に居並ぶ収穫仕立てのカボチャ? 振り返ると…うわぁ〜“顔”がある〜!! 毎年、秋のシーズンが来ると間に合わず完売ばかりなので、半年も早いが桜も咲く前からせっせと収穫して(仕込んで)おります^^; この土色も捨てがたいですが、”銀古美“の焼成術で焼き…
kawara × chocolate 丸い瓦の粋な仕事 #ショコラ #チョコレート #円坐 #瓦 #ワイン #赤ワイン
昨日今日と、東京から首都圏昭和会の皆さんを迎え、土の採掘場から淡路島の家、伊弉諾神宮と…国生みの島であり、御食国であり、そして瓦の島である淡路島をアテンド。 まさかの嵐のなかでの工場見学は、小瓦のマルアサさんと鬼瓦工房タツミさんにも!Gallery…
京都大学にお声がけいただき、国の重要文化財町屋「嶋臺(しまだい)」での、鈴木祥之先生とのトークディスカッションからもう9年! ~甍の波をおよぐ~ 「カワラぬ価値を想う」道上大輔 「伝統構法を未来につなぐ」鈴木祥之 「はんなり京都 しまだい塾」~趣…
讃岐から強制連行してきた雲頭鬼…再焼成のため積年の垢を落とすべくワイヤーブラシで洗浄! 土、漆喰、苔…寒さも手伝って悪戦苦闘^^; とりあえず上屋根分だけ先行工事でこれだけ。 さっそく窯積みして、火入れ…さて、キレイないぶし銀に焼きあがってくれるか…
豊島プロジェクトも小さい方の屋根が完成。 100年近く立ち尽くし、風景に同化するように“島じかん”を謳歌していた佇まいを損わぬよう、古美た質感の“銀古美”の素っ気ない仕様で“島じかん”を表現した。 この古建築と周辺雰囲気からすると、威風堂々の瓦屋根で…
「いぶし瓦と銀古美の違いについて、同じ“いぶし”でも色が違うということなのでしょうか?」 とても有名な設計事務所から相談があったのですが、僕の発信力と熱量が足りないのか、“いぶし瓦”と“銀古美”の違いについてまだまだ伝わっていない(笑) [いぶし瓦…
復元仕事から…棟飾りの花菱(はなびし)。 乾燥を終えた花菱に、淡路瓦特有の“ハケ土”というとても粒子の細かい2種類の土を水で溶いたものを化粧泥としてかけ、白っぽく色っぽい肌艶となって窯入れを待つ(^^) このカフェオレのような”ハケ土“は化粧でいうファ…
先日紹介した前橋工科大学の女子学生による卒業製作…日々の瓦づくりとその未来創りの先に目指す理想の建築景観がつくられている。 彼女は若き建築士の卵であり、また感度の高い現代感覚を有する次世代人である。 その彼女が、伝統的で“古き良き”家並みと思え…
葺替え工事進行中の福良の家は、左右隣家との境界が数10cm、正面の家とは2m、裏の家との距離は1m!! “ひしめき合う”とはまさに…トラックどころか軽トラの進入路確保も困難な“漁師町あるある”だ(笑) ただこの屋根と屋根が折り重なる風景のもとには人の関係も…
甃(しきがわら)の施工写真が各地から届きます…こちらは東京から! 瓦も含め、無垢の木、土壁、漆喰、珪藻土、石、火山灰…“地球由来”のマテリアルが描く計算のできない表情は美しいです(^^) で、大雨の今日も終日“計算のできない”瓦づくりは、その甃の選別と…
讃岐の家で屋根改修開始… この地特有の“雲頭”という鬼瓦は、全部生け捕りして淡路島まで強制連行! 全部で16体…代わりのないものは気をつかうが、工場に連行し“焼き“を入れてやる予定(笑) 今度ここに帰ってくる時には再び綺麗ないぶし銀に甦って、また100年…
オリジナルオーダーの手洗いボールが完成! 内側に唐獅子のデザインを彫る超難易度の高い仕事。 獅子の線が細いため、ごくごく薄く彫ることで、まるで筆で描いたような仕上がりに…ただ、彫りは浅くとも“いぶし銀”とのコントラストで浮かびあがり、今にも躍動…
矩勾配につき熨斗瓦を1段積み、甍覆で棟を包んで”木瓦“の瓦葺きが仕上がった。 刻々と移り変わる陽のあたり方でリズミカルに陰影を変化させつつ、東西南北さまざまな表情で魅せる木瓦の屋根…時にそれは本物の石や木の屋根と見まがうほど。 「瓦のような木」…
銀古美(ぎんふるび)の窯出しから… 甃(しきがわら) /四半:147×147×20㎜ “こより”さんのプロジェクト(▶︎ https://gajin.hatenablog.com/entry/2021/11/29/125105 )で鍛えられた手作り400角の甃に比べて全然小さいこのサイズでも、自然の土には毎回翻弄される…
花降りつもる様は、春降るがごとし。 地はあでやかに彩られ、踏むを躊躇うほど見事な花絨毯を敷き、天は春へと時を早めるように星々も軌跡を描く。 散りてなお美しく…それは美しき梅一会。 以前撮った写真ですが、淡路島にある枝垂れ梅も見頃です(^^) ーーー…
今日は広島から設計チームを迎えてMMプロジェクトの火入れ式。 桂離宮のプロポーションにインスピレーションを得たような端正優美な入母屋づくりに、まさしく柿葺き意匠を”木瓦“で表現する。 火入れ式…“土を焼く”という、およそ人のチカラの遥か及ばない次元…
神社と教会が融合したような矩勾配屋根の建築で“木瓦”の瓦葺き開始! まず軒先の敷き平は木瓦本体を押切りで製作し、裏表反対向きに施行。 地葺きは5寸ピッチで打った桟木に、5分/8分/1寸幅で事前に作っておいた“部分桟木”をランダムに打ちながら葺き足寸…
『樹工舎』矢野さんが手掛けた築100年の古民家リノベーション。 土、木、和紙、庭…それぞれの職人が器量と技量を目一杯で遊んだ建築が一棟貸し宿としてオープン予定。 なかでも“土の間”とハタノワタルさんによる“和紙の間”は最高だ(^^) 建築家の感性と伝統素…
“木瓦“ @淡路島プロジェクト 壁面がもはや風景を描くほど大きなプロジェクトは第1〜第2コーナーへ、そして第3コーナーを出てバックストレートをブッ飛ばし、ようやく第6コーナーまでクリア! ここでコースは海へと視界が広がる絶景ポイントを通過!!(笑) し…
埼玉熊谷市の鐘楼屋根改修工事から…。 なんでもかんでも「軽く、簡単に、早く、安く…」の風潮が蔓延るこのご時世にあって、まさかの和形から本瓦葺きへとアップグレード⤴︎⤴︎⤴︎ 重量も3倍⤴︎、金額も3倍⤴︎、おまけに魅力も迫力も3倍⤴︎に…(^^) それにしても、こ…
京都大原 勝林院…ようやくの雪解けで、冬枯れもみじの枝越しに、まるで浮遊するような瓦屋根建築のレイヤーが浮かびあがる。 いぶし銀や陶器瓦とは違い光沢のない“銀古美”の屋根が、千年の歴史ある境内で素朴に風景をつくり、敷きたての土間の甃(しきがわら)…
春へと続くトンネルのごとく花が散りばめられた小径。 花弁だけを散らすことなく、ボトボトと潔くその身を落とす‘落ち椿’…その音はまるで、もうそこまで近づく春の足音。 世の中の浮き沈みには我関せずとばかりに、いつもの場所で、いつものように、いつも同…
“銀いぶし”の窯出しから…人気の手洗いボール達もなんとか無事に焼きあがり、真っ黒なススを刷毛で払うと綺麗ないぶし銀が顔を出す。 打音も響き良く!! しっかり焼けている証拠だ(^^) 瓦屋根に降る雨音を“しとしと”と風流に表現するように、瓦の柔らかい素…
江戸時代建立の観音堂 屋根改修が完工! 当時の大らかなデザインの古代鬼面と、昭和時代製の露盤も、それぞれ現代の窯で“いぶし銀”に最焼成し無事に再登板を果たせた! 200年前の瓦が再び現役続行…宮大工棟梁達による屋根や構造の改修も含め、これが確かに持…
今日の瓦づくりシーンから… どんどん焼きあがる銀古美“木瓦”…もうかれこれ4万回以上ウインクを繰り返し(笑)、選別したものを果てしなく結束。 夏まで決まっている“木瓦”プロジェクト分の焼成に漸く目処がついてきた(汗) この薄く平たいコケラ板のような瓦を…
鬼面表札の「鬼は〜内!(引き寄せ)」効果なのか…瓦表札依頼が続く(笑) 今回は屋号に添えてなにか和柄をあしらってほしいとのことで、七宝デザインを彫った。 size:200×200 (㎜) 円形が永遠に連鎖し繋がる七宝…昔から続く普遍のデザインとは、その確かに永く…