未来考房/瓦人 ~gajin~

和瓦とその未来を創る淡路島の瓦師ブログ

2017-07-01から1ヶ月間の記事一覧

〇背日葵 ×向日葵

今日の暑さ・・・こりゃ~さすがにギブアップです 元気の象徴 向日葵も、さすがに下向いてうなだれてしまいますね~(+o+) 向日葵もとい、背日葵と改名したほうが似合う姿(笑) 対照的に、外の“暑さ”とは違う“熱さ”で満たされるGALLERY土坐です!! 今日も職人女…

まちのえんがわ・・・瓦ワークショップ2017

大阪の小さな路地に面した「まちのえんがわ」で真夏の瓦workshopでした^^ 本物の歴史と素材、そしてそれにまつわる物語も含めて、大人も子供もがっつりと「土」というモノとコトに向き合いました^^ 一人一人にこうして地道に“ほんまもん”を伝える・・・この積み…

ルーツを知る!!( `ー´)ノ

今日の体験は皆さんクリエイティブにオリジナルデザインで!! 自分ちの家紋をしっかりと把握されてるって素晴らしいことだと思います^^ 平家がどうの、合戦のあとがどうの・・・それぞれのルーツを紐解いて、それを自身の性格や気質にまで当てはめながら今の自…

monokawara -coaster-

京都の割烹からの依頼・・・家紋入り瓦坐‐kawaraza‐です。 表面は土の風貌を感じさせる引き目跡仕上げ。 古色で焼き上げた質感は、どことなく懐かしく飽きのこない表情。 シンプルな存在感は料理の彩りを引き立て、おもてなしの時間をより豊かに演出します。

original nameplate ~鬼表札~

別注製作依頼の鬼瓦表札がようやく窯出しとなりました!! 無事に焼きねじれもなく仕上がってよかったです。 煤を払うと顔を出す鬼面・・・「出来るだけ怖く強い表情で!」とのことでした。 いぶし銀の鬼瓦表札・・・これから住まい手の暮らしとともに、末永く物語…

monokawara -kawara stool-

夏の夕色を写し込んだようなキレイなグラデーションは炭化窯変で焼いた瓦肌・・・人気の瓦スツールの製作依頼でした。 製作は金型でプレスせず、手磨きによる仕上げなので、土の動きを制御できず、乾燥にしたがいあちこち亀裂が入ろうとします。 自然の摂理に適…

kawara putter project – DREAM –

AERA、週刊朝日、アサヒカメラなどを刊行する朝日新聞出版社が運営するオンラインメディア 「AERA dot.」今朝の記事でkawara putter projectが紹介されています!瓦パターの雄姿⇒https://dot.asahi.com/dot/2017072100082.html 1日で200万以上のPVを誇るニュ…

monokawara 「箸瓦-hashigawara-」

もう何万個とつくってきたこの朴訥なフォルム・・・まとまった依頼で一個一個手びねりです(+o+) やれやれ、これがまた骨の折れる手仕事・・・かなり硬く締まった土コロと、朝の8時から15時までほぼノンストップで向き合い、目指すは100個以上! 途中、体験のお客さ…

kawara putter project -present-

今日も組みあがりました・・・瓦パター“いぶし銀”仕上げ。 金属的なまでにキレイな銀色は、淡路島の土が生み出すキセキの肌艶。 ちょうど今の時期は、お世話になった方への贈り物としての依頼が続きます。 ホワイトのグリップも、洗練されたイメージでいいです…

神は細部に宿る・・・

夏~~~!!いやはや灼熱の日本ですね~(+o+) 壁も土間も天井もすべて土に包まれたギャラリーには、平日でも避暑がわりに人々がお越しになります。 涼しさと快適さがヘラの走りを滑らかにするのか、細部にまで神経が行き届いて今回も“達人”な仕上がりでした…

淡路島の家・・・

午後から灼熱の実測へ・・・(+o+) 中二階造りに本葺き瓦仕様、棟の端々すべてに鳥が休んでる姿をモチーフにした鳥伏間(とりふすま)瓦でにぎわう屋根・・・まさしく淡路島の家です。 施主さん曰く・・・「やっぱり本葺きでお願いしますm(__)m」 繰り返しますが、やはり…

成長の証し・・・^^

去年に引き続いて、ちょうど一年後にお越しいただきました^^ 確か前回は兄妹でドラゴンボールを!! 今回は事前に自作で準備したルフィ&キティ(#^^#) それにしても、二人とも成長ぶりがはっきりと分かる仕上がり! んでも、成長の証しはそれだけにとどまら…

復元-the restoration of an old ornament tile-

某国立大学 文化財建築屋根改修工事にともなう装飾瓦‐立浪‐復元製作の進捗です。 築約100年・・・西洋文化に影響を受けたハイカラなデザインは大正初期の建築。 職人たちの意地と誇りが、またこの先100年の物語と風景を未来へと継承します。

達人現る・・・!!((+_+))

世間は三連休・・・そんな瓦工場は午前も午後も体験続きです^^ もうねぇ~、最近は本格体験の評判も板についてきたおかげで、皆さん目指すハードルが高い高い(^^; ハナから意気込みが違いますので、土と向き合う姿勢も真摯過ぎ!! 終日息をのむ時間が流れつつ・…

一日職人体験・・・(#^^#)

いやいや~梅雨、明けましたね~(←実質^^)!! 猛暑で灼熱の瓦工場では、平日にも関わらず土と格闘するもっと熱いシーンが描かれています(+o+) 手元を覗くと、もはや職人・・・(^^; 皆さん、ゾーンに入ってしまって一心不乱にヘラを走らせます。 ひと時の職人…

kawara putter project -本鬼面-

オリジナルオーダー・・・本鬼面デザインの瓦パターの完成です!! レトロな古代鬼面デザインとは違い、立体感のあるいわゆる“鬼らしい”表情は、かえって現代人にとっては馴染みがあるかもしれません。 きちんとフェイスも研磨、ロフト角もセンターバランスも調…

職人達の本領…

火入れ式の物件の現調…時代を越えた建築が丸裸に…。また次と、その次の時代も越えるべく、大工も葺き師も瓦師も…職人達が本領を発揮する2017夏!!

火入れ式・・・『浄土』

大阪某寺、屋根改修工事にともなう火入れ式・・・総代様、ご住職様はじめ檀家の皆さまが団体で立ち会われました。 大自然の恵みに対する畏敬と感謝の念を具える日本人の精神性、そしてそれが紡いだ1,000余年の瓦の歴史・・・etc.を説明させていただき窯場へと・・・。…

~ceremony~式典の様相

明日は大阪の社寺本堂葺き替え工事にともなう火入れ式・・・総代、檀家の皆さま含めて過去最高の23名が参列予定です。 仕事終わりに灼熱の瓦工場でセッティング完了・・・もはや立派な式典の様相です。 檀家様(自治会)皆さまにとって、これからもココロの拠り所と…

男同士の瓦談義・・・^^

昨夜は深夜1時前まで語って呑んで・・・尽きない瓦談義で時間を忘れたな~^^ 遠く鹿児島から、瓦工場と原土採掘場見学、そして淡路島の建築景観を肌で感じに来られました。 日本も広し・・・ところ変われば文化も違う。 でも、そのもっと先に広がっていた原風景は…

monokawara-cutlery rest-

深みあるグラデーションのブルーから連想するのは海山の豊かな幸。 レストランからのご依頼で焼きあがったカトラリーレストです。 size:W100×H15×D25 “置く”という意味よりも、どちらかといえば“休む”と解するほうが好き。 “rest”・・・フィット感も良く、まさ…

瓦×文化交流

韓国から文化財団関係の皆さん25名が研修旅行で瓦工場へ来られました。 約1時間の話・・・日本書紀に曰く『崇俊天皇元年(588年)、百済国より瓦工四人渡来す。 瓦窯作工、生瓦作工、瓦焼き作工、瓦葺き工四名の瓦博士である。』から始まり、皆さんの先人達のおか…

kawara putter project -trouble-

今回も無事にいぶし銀に焼き上がりました。 しかし、フェイス研磨工程で部分破損してしまいました。 瓦は天然の土を焼いただけ・・・取り除ききれなかった微細な砂石粒や木屑等の不純物があり、研磨の際にたまたまそれらが表層に存在すると引き金となり、堅く焼…

さすらいのトラック野郎 台風との競争(+o+)

先日葺き替えで届けた平板の現場・・・引き続いて隣の建物も平板での葺き替えとなりました。 平屋の入母屋なので和型でいってほしかったのはヤマヤマですが、大人の事情がいっぱいあるんでしょう(笑)・・・まぁ、瓦であるだけヨシですね^^ 積み合わせの和型はチョ…

復元-the restoration of an old ornament tile-

群馬県の文化財建築にのる装飾瓦の復元製作が進行中です。 昔の手仕事は、今ほど窮屈な環境ではなく、職人たちものびのびと粋に立ち回れたことが想像できる見事な瓦が多いです。 それに少しでも追いつけるよう、頑張らないとですね^^

kawara putter project-焼成-

一つ一つ丁寧に削り、磨き、乾燥させ・・・今日も火入れです。 このあと炉内で燻して、キレイないぶし銀に仕上がります。 土を焼いて燻す・・・瓦とまったく同じ製法で仕上がるヘッドは、どれも世界に一つだけの輝きを放ちます^^