2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧
豊島プロジェクトも瓦葺き開始! フェリーを乗り継ぎ搬入した2棟分8パレットの“銀古美”…港湾から現場まで軽トラも進入不可の細道をニ輪車で人海戦術(汗) これはやったことのある人間でないと理解できない境地(笑) おまけに手前主屋の奥にある店舗屋根には、…
瓦の壁…思わず登ってみたくないですか?(笑) “銀古美”の焼成術が引き出す瓦本来の豊かな表情は、土、木、草、そして山と空の色彩とシンクロし、美しい風景画となる。 屋根に代わり壁となっても、日本伝統の「瓦」はやはり風景を纏い、風景を創る。 これがこ…
銀古美の窯出しから…「甃 (しきがわら)/半」 こちらも“半”だけでのレイアウトとのこと。 長方形の連続が現代的でもあり、小割り感ある粋なデザイン×ビンテージな表情をもって空間の質をアップデートする! 目指すは土もの特有の“地べた”感覚…瓦ならではの景…
無事に焼けました!! “銀古美”特有の美しいビンテージな質感。 土と炎による粋な演出で、牙の先っぽだけが白くなり、八重歯のようなチャームポイントに(^^) 見てるこちらまで自然と笑顔にさせるなんとも柔和な表情は、“鬼”であって厄除けどころかもはや福を…
淡路島プロジェクト…木瓦とガルバリウムの境界と向き合い一考。 土と鉄…ともに無機物だが素材感が全く違う。 【土】柔らかさ、厚み、重み、あたたかさ、情緒性、伝統素材、経年美化、古美る、不均一、不均質、手工業製品 【鉄】硬質感、薄さ、軽快感、冷たさ…
瓦の器(▶︎ https://gajin.hatenablog.com/entry/2021/08/08/142746)でお世話になった料理人によるふるまい…美しいフレンチコースをいただいた。 島の風景、土着の建築と設え、そして島の食材だけで出来る料理を、繋がりある人達と堪能する空間と時間。 甃(し…
“銀古美”の窯積みで、ひときわ小さいピースを手積み…これがまたドミノより難しい^^; 寒いこの時期はとくに手先の感覚が鈍り、実はこの作業で何度“ドミノ倒し”したことか(笑) 4度目を倒した時は、ココロが折れるのを通り越して、“パタパタパタッ〜”と軽快に倒…
やっぱり「鬼は〜内!?」 「笑う門には福来る!?」 「怒る門にも福来る!?」(笑) 鬼面表札…同じような依頼が不思議と続きます! 笑鬼と怒鬼…人間と一緒で、鬼にも喜怒哀楽があってイイじゃない(笑) 世界に一つだけの手作りの逸品は、住む人も訪れる人も、…
作るたび、焼くたびに… 一歩一歩、求めるイメージに近づけていく… “瓦のような木”から“木のような瓦”へ… 銀古美「木瓦」はまだまだ成長中(^^) #淡路島の家 #銀古美 #木瓦 #柿葺き #茅葺き #タイル #tile #瓦タイル
淡路島の小さな地蔵堂建替え計画で現調。 瓦は過去に一度葺き替えられているようだが、このスケールに53判はアンバランスで美意識に欠ける。 適材適所という言葉があるように、瓦のサイズにも多種多様あり、小さい屋根には小さい瓦が美しい! 49判>53判>56…
今日は夜明けとともに瀬戸内の小さな島へ船旅…いよいよプロジェクト着工! 2棟の古建築の屋根を古彩色“銀古美”で改修し、相も変わらずゆっくりと流れるこの“島じかん”を、これからも同じリズムで継げるよう、素朴で慎ましく、それでいて清廉とした仕上りを目…
今朝は稀すぎるほど稀な雪景色… 夜明け前の工場からの見晴しはいつになく幻想的だ! 屋根架台に並べた“和瓦”や“木瓦”の雪化粧を見れたのは嬉しい^^ 雪景色を見るといつも感じるのは、屋根の色が揃うこの時ばかりは、雑多な都市景観もかりそめにも秩序が整い…
工場外壁の格子部分が風雨でかなり傷んだため改修…せっかくなので4mものの角材で和瓦のシルエットを描いて遊んでみた(^^) 駐車場から見た時に、以前はどこからどう見てもよくある工場風情で、まさかこの中に“土の空間”があると思ってもらえなかったが、Galle…
今日の打合せ@五重塔プロジェクト1/5scale 構想から40年以上、製作開始から約10年。 宮大工棟梁が建てる五重塔…厳選の欅のみを使い、細部の完全再現のため道具まですべて1/5サイズで手作りしてから製作され、全高7mにもなる圧巻の建築がようやく完成! 恐縮…
手作りした出隅パーツが無事に第1〜第2コーナーを曲がった! プレス量産品では難しいシャープな尖角感は手作りならでは…だが、その尖った輪郭とは対照的に肌で感じる素材自体の柔らかさは、焼きものである瓦ならでは。 まだまだ第3〜第8コーナーまで先長し……
瓦の円形タイル【円坐−maruza−】 今回の窯出しは青緑に青磁…土と炎が描きだす計算の出来ない、また計算する必要のない深みのある豊かな色合いが美しい! 円坐のデザイン相談を受けると、アナログな瓦師はもっぱら“色えんぴつ”デッサン(笑) 硬い瓦づくりをし…
四国八十八ヶ所の玄関口…一番札所「霊山寺」。 ちょうど4年前のこの時期に本堂屋根が金属屋根材にて葺き替えられた。 全体意匠はもとより細部の仕様にいたるまで、その成型・再現技術は見事であり、これはあまり必要性に疑問を感じるが、エイジングで古びた…
薄く長い木瓦の窯積み姿…乾燥時に全長42㎝の木瓦はゆる〜く弧を描いている! これが焼きあがり、全長39㎝まで収縮しながら弧が戻っていく。 真っ直ぐを目指すが、当然戻りきらないヤツもおり、逆に戻りすぎて反対の弧を描くヤツもいる(笑) “反り”を制するも…
銀古美の窯出しから… 絶賛“木瓦”葺き中の淡路島プロジェクトを追っかけるように、手作り出隅役物の試作第一段が焼きあがった! 重ねていくと無事に線は通っているようだ。 微細なネジレを調整するための、“削りしろ”としての突起が、たぶんイイ仕事をしてく…
建築家の北條さんにお声掛けいただいたFMラジオ『日々是建築』…1/26の第1部に続いて、第2部は本日2/9 18時〜の生放送に出演します。 スマホ・PCでお聴きいただけます。 → https://fmplapla.com/fmizumiotsu/ お時間あればBGMがわりに聴き流していただければ…
江戸時代建立の観音堂は棟積みに突入! 宮大工棟梁の指示により七分厚の薄反り熨斗を目地積みに…小気味よい線を描き、元屋根のような繊細で風流な意匠を復元していく。 最焼成して綺麗ないぶし銀になった古鬼瓦たちの、幾時代をも見つめ続けてきた達観と慈愛…
ちょくちょくオーダーいただく鬼面表札…ただいま満面の笑顔で乾燥中(^^) 今回の依頼は「表情を出来るだけ柔和に」そして「字枠部分の角を丸める」ということ。 グラフィックデザイナーではないので、工場での瓦づくりを終えたあとの夜仕事として、実はかなり…
地球の大気は、主に窒素(約78%)、酸素(約21%)、アルゴン(約0.9%)で構成されている。 その中にわずかではあるが二酸化炭素やメタンなどの「温室効果ガス」も含まれる。 特に二酸化炭素は通常、全大気中の0.03%程度存在し、さらにその0.03%のうちのたった5%が…
今日は寒い、寒過ぎる!! 淡路島西海岸沿いのここ瓦の町は立ってられないほど暴風吹き荒れ、仕事がしにくい⤵︎⤵︎⤵︎ そんな今朝一番の窯場での“あるある風景”… 約300℃程度で口切り(蓋を開ける)した窯からもれる、陽炎がゆらめくほどの熱気のそばからスタッフ…
雄大に、繊細に… 建築の外皮を薄い“木瓦”で包んでいく…。 空の色の移り変わりで表情を豊かに変化させつつ、まだまだ、まだまだ、広いキャンパスにこの土地にしかない景色を描いていく。 設計:(株)OHArchitecture/http://www.oharchi.com ーーーーーーーー…
鎌倉プロジェクト…一棟目【沖永庵】で残されていた下屋根も年を跨いで無事完工! 移築された江戸時代の木組みに敬意を払うような各所仕舞いは優しく美しい。 近江八幡から軽トラ満載で連れてきた200年以上前の古鬼瓦達とも、色味や質感、雰囲気が違和感なく…
外壁への“木瓦”葺きが進む淡路島のプロジェクト…手作り製作することになった出隅役物のシミュレーションを、伝統産業らしくアナログに手描きで繰り返し(笑)、なんとか最終形態の模型を製作。 それをもとに粘土で成型して試作〜乾燥。 細部の“アガリ”具合を確…
矩勾配の屋根に“木瓦”を葺く計画。 棟の仕様を一考…幅9寸ある手作りの甍覆(いらかおおい)でイメージモックアップ! これで木瓦本体が勾配を戻しつつ棟際まで葺き上がってくると、しっくりくるはず。 好みで熨斗瓦を一段影積みにし、棟の輪郭を少し強調するの…