未来考房/瓦人 ~gajin~

和瓦とその未来を創る淡路島の瓦師ブログ

2025-07-01から1ヶ月間の記事一覧

ゴリ押しが通るか否か!?

今朝、瓦が焼きつく前に現調&実測(汗) それにしても淡路島らしい本葺き屋根だ! 敷地は以前改修されている裏座敷に離れ、納屋、竈屋など、そして門を含め社寺の伽藍配置を思わせる整然とした計画。 今回見積りする母屋の状況はさすがに瓦も草臥れているが、…

火入れ式 「 集う 」

藤井高尚旧邸 改修計画における火入れ式。 約300年前の建築の再生…そのプロジェクトに込める想いは「集う」。 その書を窯入れし、記念瓦には日付と保存会の名を刻まれた。 そして火入れし、関係者皆で手を合わせる。 ここから先は1,000℃以上の世界で、“土を…

世界基準の建築とは…

岡山 吉備津 築約300年の旧邸改修計画。 再利用する古鬼の再焼成&欠損部修復と、それを元にした復元鬼達が乾燥を終えた。 明日は火入れ式。 設計チームはじめ神社関係者、保存会のメンバー皆様にお越しいただき、本居宣長の高弟「藤井高尚」旧邸の“未来創り”…

新人ですが宜しくお願いします(笑)

主屋、納屋、離れ、蔵…と、すべて古瓦を丁寧に再施工した徳島の現場で、ガレージ計画の野地が仕上がった! 仮並べで出番を待つのは、もちろん“銀古美”の本瓦葺きだ。 リアルビンテージ瓦の屋根で統一されたこの敷地において、初々しくも仲間入りさせていただ…

木陰をつくる木瓦…

春に続く2期工事で、道の駅計画における外部建屋2棟の“木瓦”葺きが完工。 共に小さな屋根だが、こけら葺きのように小割りな意匠の木瓦だけに屋根も伸びやかに見える! それにしても通常の和瓦と違い桟木ピッチが超狭く本葺きレベル…葺き続けてもなかなか棟ま…

手も口も忙しい…^^;

工場での汗だくの瓦づくりから… 午後は香港からの取材で熱弁してますの図(笑) @香港プロジェクト それにしてもよく喋る瓦師だ(^^) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ #瓦 #瓦屋根 #日本建築 #日本文化 #建築デザイン #建築設計 #japanarchitect #japanarchitectu…

超持続可能素材…

今日の銀古美の窯出しから。 梅鉢紋入りのビンテージな鬼瓦と、一見ただの瓦の欠けらのようで放っておくと誰かに捨てられそうだが、れっきとした製作物。 岡山 吉備津 築約300年の旧邸改修計画。 降ろされた古鬼瓦の一体は復元製作中だが、この一体は銀古美…

ひょうごフィールドパビリオン

今日はテレビ取材…久々のピンマイク(笑) 地場産業のこと、伝統文化のこと、 ものづくりのこと、持続可能ということ、 景観のこと、体験のこと、観光のこと… 瓦づくりという仕事には、伝えるべきこと、知ってほしいこと、思い出してほしいことがいっぱいだ! …

「重く、丁寧に、高くつこうが、手間ひまかけて…」

高砂市 永徳寺鐘楼の瓦葺きが佳境。 銀古美の本葺きで性能と共に美しさと風格もアップデートしつつある。 木瓜剣唐草/紋入り各種巴/4.5寸素丸 4.5寸袖丸/薄のし(反り) /紋入り経ノ巻 本堂と違い小さな面積だが、元意匠が綴ってきた物語を出来るだけ継承…

わくわくさせる…瓦

銀古美の窯出しから…「円坐-maruza-」 “道の駅”計画で施設内床面に広く点在させる。 t:20㎜ × 5種類の径サイズが焼きあがり! 今回レイアウトの密度は低いが、点々と散りばめられる丸い瓦たちが、歩を進めるゲストをワクワクさせる演出に繋がればいいなぁ(^…

今日も精一杯の瓦プレゼン!!

今日は小豆島の計画で東京から設計チームを迎え、打合せを兼ねて工場・採掘場見学と銀古美を葺いた物件をアテンド。 工場から30分程の距離にある鳴門の東林院〜古民家再生現場巡りはもはやテッパンのルーティンだ。 新築or改修、新瓦or古瓦の葺き直し…etc. …

京都 修学院の家

瓦×漆喰壁という1,000年以上の実績ある素材同士の相性は理屈ではなく美しく、そして50年後、100年後はきっともっと美しい! 室内も見せていただいたが、外部の版築から続く玄関土間にはじまり、壁も床もほぼ全てがビンテージタイルと土壁、無垢板で仕上げら…

期待通りのリアクション!

相模原市 香福寺様 銀古美HPの施工例追加作業で、こちら社寺カテゴリーへの掲載を忘れていたので改めて。 素朴な焼き色をもって、意匠を復元した経ノ巻もすでに100年あり続けるような風格を纏う。 その通り住職のお話によると、ある檀家の方から「せっかく本…

寂び≒寂しい

徳島 徳善寺本堂の瓦葺きも、ようやく大棟が完成…薄い反り熨斗で躍動感のある輪郭が夏空に描かれた! “銀古美”は真夏の陽射しをギラギラと反射せず、すぅ〜っと染み込むように受けとめ“寂び”の美しい素朴な景色で魅せる。 大棟の熨斗瓦もよく見ると、薄墨、…

伝統≒先端

−伝統構法 石場建て建築 実物大振動実験− 「伝統」とは古いという意味ではなく、科学のメスを入れれば「先端」であることも証明しうる。 この数分の映像をご覧ください! https://youtu.be/PaAtlRrz9TE 白銀比を体現する瓦も素材、形状…いろんな意味で最新・…

まずは知ってもらうところから…

今日の“銀古美”の窯出しから… 小豆島プロジェクト用の鎌(かま)軒瓦。 言わずと知れた玄人好みの原初的な軒役物。 施工難易度は深掘りすれば一文字よりも難しいが、仕上がりはとても流麗で粋だ! 瓦にはそれこそ数100種類とパーツがある。 軒、ケラバ、棟…多…

「富山の家」新築計画

日曜日ですが、急遽富山から施主ご家族がお越しになり、通常の火入れ式オペレーションとは少しカタチを変えて、乾燥白地に上棟日とともにファミリーの名を刻まれ、せっかくなので窯積みも体験していただきました! 銀古美の屋根がまた一つ富山の風景に仲間入…

Azumi Setoda

明治初期1876年に建てられた建築が受け継がれ誕生したアマン運営のホテル。 この歴史ある木造棟の改修に、宿泊棟、温泉棟など複数の新築棟の屋根全てを“銀古美”が包み、鄙びた島の風景にとけ込む。 先日の尾道 向島から愛媛 西条への道すがら、しまなみ海道…

これでしか描けない世界観…

香川 小豆島の計画から… 面積約290㎡ほどもある片流れ一枚屋根のトップを納める「逆一文字」の試作・試焼きを窯出し……なんとか行儀もノサ・カギ具合も合格のようだ! 計画では屋根勾配が5寸で、瓦を葺いた際の瓦勾配は約4寸となり、その瓦勾配に対して長さ3…

リアルビンテージには敵わない(笑)

徳島の徳善寺本堂改修計画。 続いて降り鬼が立った! 棟鬼と隅鬼は経ノ巻で新しく製作したが、降り鬼だけ200歳の古鬼を再焼成し再登板させることとし、その降り鬼4体のうち欠損していた1体だけ復元製作し銀古美で焼きあげた。 200歳と出来たて0歳の共演…う〜…

小さな設備投資(笑)

この土塊…でなくて瓦塊は瓦タイル「soil」。 今回の窯出しでズッシリ・ギッシリと焼きあがり選別に一日かかってしまったが、銀古美らしく綺麗なグラデーションに焼きあがった! 量産が求められるも、小さな瓦工場では設備に限界があり量産できないもどかしさ…

瓦でしかつくれない世界観!!

徳島の徳善寺本堂改修計画。 いよいよ経ノ巻の棟鬼が立った! 足勾配で尺三寸…シミュレーション通り無事に納まってよかった。 その”銀古美“特有の肌感は、とても上品であってもはやビンテージな風格を纏い、本堂200年の系譜を繋ぐ大役にも怖じることなくどこ…

愛媛 西条の家

そとん壁×銀古美と、地球由来の素材感満点でとても素敵な佇まいをつくる。 瓦葺きも下地づくりに拘り、縦桟木で通気を確保し、横桟木×さらに縦桟木で耐震・耐風性能を高める…将来的にもめちゃくちゃ野地を健康に保ってくれそうだ! ここでは、13m超の片流れ…

トントントン♪

灼熱の工場内はぎゅうぎゅう詰めの”soil“祭り(汗) 切り出したまんま自然乾燥させたものを、トントンと叩き土の声(音)を聞き分けながらの分離仕分け作業。 ピアノ線でのスライス面が綺麗な木目模様となるのが面白く、ここから銀古美の焼成術により表情豊かな…

[ 岡山の自邸アトリエ ]

昨年11月に火入れ式をさせていただいた岡山の建築家 自邸計画が完成したので見学にお邪魔しました! *火入れ式シーン → https://gajin.hatenablog.com/entry/2024/11/13/183214 銀古美の素朴な表情と焼杉の黒がとても上品な景色を描く。 玄関を入ると煉瓦敷…

瓦の音色…

今朝は尾道の向島へ… 島の風情にとけ込むように銀古美の屋根が佇まいをつくりつつある。 葺き師の親方たちが”トントントンッ“とリズムよく熨斗を積む音色が静かな島に心地良く響き、ほかにも大工さんの金槌の音など…いろんな手仕事の音色が共演するニッポン…

「 山を見晴らす家 」

とても伸びやかな寄棟のプロポーション。 シンプルな仕様で仕上げた銀古美の屋根は、翼を広げたように軽やかだ。 “山を見晴らす”とのこと… 淡路島で日々“海を見晴らす”者としては、ないものねだりで羨ましい。 銀古美は将来的にもいぶし銀の瓦のような決して…

300年の系譜

昨日、岡山の吉備津まで… 江戸時代の国学者である本居宣長の高弟「藤井高尚」(1764〜1840年)の築約300年の旧邸改修計画。 この風格と風合いの継承と、性能のアップデートのため古彩色の“銀古美”で瓦葺き…そのための各部仕様についての現場打合せ。 降ろされ…