2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧
手を広げ陽を抱く道端の可憐…水仙 潤い満ちた小春の陽が生む、まるで障子越しのごとき淡く儚いほの明るさ。 陰翳礼賛…機械的光源では表現できない日本的世界観。 夜でも明るいその文明の利器に支配された現代において、ふと日本人として潜在的に具わる美意識…
昨年末、神社建替え工事の解体時に引き取った棟の水板瓦の再焼成が終わり窯出し! ↑↑before ↓↓after 真っ黒に覆ったススを払うと、幾時代も風雪に耐え草臥れていた姿が、魔法のように綺麗ないぶし銀となり生命力がみなぎる。 土は絶対普遍…炎の力で再び次の1…
青・蒼・碧・緑…時々刻々多様な色彩で魅せる美しい島の海と空を空間にとり込む。 【 瓦タイル 】 gradation blue:200×200(㎜) turquoise green:150×150(㎜) 【 瓦手洗いbowl 】 W450×D300×H120(㎜) 一つしかないモノ作りは、一つしかない日々の風景と物語…
今日の“銀古美”の窯出しから…本葺き素丸瓦! 棟の素丸とは違って、シルエットが末広がりの蝋燭型…これで“チリ”が付いて軒側から見たら真っ直ぐ一本に繋がった線を描く! “銀古美”の素丸は焼成方法の工夫で濃淡グラデーションが特に綺麗に仕上がる! 生命力あ…
淡路島の家 離れ屋根改修工事…なんとか雨が降りだす直前で完工!! 陸屋根母屋との取合いを大きな箱谷で仕舞いするのも気を使いました^^; 葺きたての“銀古美”の屋根が、“新しいのに懐かしい”表情をもってこの里山景に無事受け入れていただいたようだ(^^) 50…
淡路島の家 石垣土塀改修工事…本平瓦の交互葺きを終え、同じ平瓦を熨斗として棟積み! 通常の熨斗瓦は厚みが約30㎜あるので、この15㎜の薄さが描くシルエットはとても繊細で粋だ! さらに型のクセで自然に反っているおかげで、より線がリズミカルで美しい(^^…
山あり谷あり...山に落ちた雨を谷へと流す、その自然の摂理にかなった普遍的デザインが機能美をそのまま体現する“ししおどし”(添水:そうず)。 淡路島の家と人は、瓦使いが粋だ(^^) ーーーーーーーー #淡路島の家 #瓦 #タイル #瓦タイル #インテリアデザイン …
古彩色“銀古美”のデザイン改良型“甍覆(いらかおおい)巴”を窯出し! 五角形の垂れを大きくし、端部から現状二寸ほど中付けの位置にあるのをもう一寸ほど奥に移すことで、神社建築のような深い陰影が生まれた! とはいえ、手作りなのでどんな大きさ形でも対応…
銀古美は通常の銀いぶし瓦より焼成温度が高いため、行儀(ねじれ)とノサ・カギ加減を塩梅よく仕上げるのが難しい。 だから葺きあがれば達成感は半端ない^^ 実は予定していた一物件が別の軒瓦に変更したので、基本的に受注生産の銀古美一文字ですが、おかげで…
淡路島の家…吹きさらしで極寒のなか地葺きを終える! 棟仕舞いは来週まで少し間をあけさせていただきます。 屋根が終われば外壁すべてを黒の焼杉に改修予定…草臥れてた50歳の建築が、シックでダンディなイケメン50歳にアップデートされます(^^) ーーーーーー…
昨年末、壁面アートワークで“tile man”となって「円坐−maruza−」を施工させていただいた建築家 川添さんのプロジェクト…内装が仕上がりライティングされた姿を確認! 昼と夜、照明の調光によって色彩と陰影、表情が変化する有機的で生命力と躍動感あふれる壁…
焼けました!薄く大きな瓦の一枚板…寸法も行儀も奇跡の仕上がり。 焼成温度の高い“銀古美”の窯に立つ、この超繊細なシルエット…改めて“奇跡”としか言いようなし! 保険で製作したもう一枚は、なんとボツ⤵︎⤵︎⤵︎ 土の神様、火の神様、瓦の神様、ありがとうござ…
瓦の原寸打合せで久しぶりの京都…それとは別に進行中の現場へ行くには、八十八ヶ所に諸堂が点在する山道を頂上付近まで徒歩で1kmほど! これを学生など多くのボランティアの力を借り、手提げですべての瓦を運び上げているというから頭が下がる^^; 改修中の31…
試作…三角の瓦で曲面を表現したい! 伝統紋様もいいが、自然界に存在する円や三角形という形状が、 建築も含め「形の美しさ」の基本にあり続けていると思う。 − Patterns Triangle − 平面をリズミカルにデザインし、直線交差が連続する緊張感のなかにも、素…
焼杉に銀古美… これ以上なにが必要?(笑) デザインと素材の力でとても素敵な佇まい。 木と土(瓦)と…まるでその土地から生えてきたような建築。 【銀古美仕様】 軒:桟瓦 棟:甍覆(いらかおおい) ーーーーーーーー #銀古美 #焼杉
それにしても瓦が描くリズミカルな陰影は美しい! 香川のモデルハウス…翼を広げたような大きな下屋根も含めすべての“銀古美”瓦葺きが完了! 焼きものである瓦で、この当たり前のような端正なシルエットを描くには、離れては決して見えない細部の丁寧な細工が…
朝から石垣塀改修工事の現場打合せ! 繊細な円弧ラインの連続交叉と生まれる粋な陰影が、石垣の上でリズミカルに描き出される。 このデザインで生まれる“面土”部分に合わせて手作りした面土瓦の仮合わせも問題なさそう! 連綿と続くこの建築の過去と未来、歴…
香川の神社新築工事…追加の下屋根ができ、最後の瓦を搬入! それにしてもよくよく見ると、一本の木からすべて手刻みでここまでの建築を成す…宮大工棟梁の仕事とは、人の知恵とは、素材のチカラとは、改めて素晴らしい! 負けじと長丁場の瓦葺きも大方目処が…
本瓦葺きの大きな納屋の改修工事…古瓦の撤去途中から、雪に続いて真冬らしからぬ雨に焦りましたが、なんとかルーフィングまで! 勾配がキツイので濡れてると気持ち悪いですが、上も下もしっかりと瓦割りの確認。 今回、本葺きから和形へと改修…56判“かわら美…
淡路島の家…石垣土塀改修工事。 伝統的意匠にコンセプトを持たせ、よりブラッシュアップを目指し瓦葺き開始! とりあえず石積みの上辺だけハツり、レベル出しのためピンポイントで石を削るのが一苦労だが、その一手間のおかげで、受け平の“通り”に心地良い緊…
築200年建築…残すべきを残し、直すべきを直し、無理をせず、無駄にせず、素材に敬意を込め、技量を尽くす。 この精神である限り、日本の家づくりは一つの神事であり…ゆえに美しい! 10年前に提唱した「木・土・紙・石の家」プロジェクト…直向きに継続中。
改修中の淡路島の家…シートが吹き飛びそうになりながらも、先輩の大工さんたちが急ピッチで屋根仕舞いしてくれてます!(感謝) 今回、“銀古美”の仕様はオーソドックスに、熨斗積みは陸棟3段に隅棟2段…銀古美オリジナルのシンプルにデザインした薄型の鬼瓦を立…
薄暗い場所に二体の物体が!?一瞬恐怖を感じます(笑) 過去最大の瓦の一枚板を製作中! なんせ大きくて薄い…触ることも出来ない状態で年末から立て干し継続中。 昨日夕方からは、さすがの寒さで内部の水分が凍結してしまうと没になるので、布団をかけてあげ…
瓦に舞う雪は、とてもとても静かで詩的なまでに美しい。 機能、品質、価格ではない、この物語性を伴う情緒的価値こそ瓦の本領だ。 ーーーーーーー #初雪 #銀古美
淡路島の家…離れ屋根改修工事! *施主さんのご配慮でとても素敵な休憩所を用意していただきました(^^) 引き続き本日も古瓦、葺き土、野地板の撤去! 真冬に誠にすみませんが丸裸に(笑) 50歳の骨格があらわになって健康診断。 木も良く乾いおり、いたって健…
淡路島の家…50歳の離れ屋根改修を本日着工! 平部は土葺きで釘もなし…四方吹きさらしのこの立地で、阪神大震災はじめ幾多の地震や台風に遭うもしっかりと意匠を保ってこれたのは、先人職人達が素材を厳選し、“土地に根差した”仕事に器量・技量の目一杯を注い…
正月休みに一日ぐらい自分時間…伝家の宝刀“鬼瓦パター”をひっさげ、気晴らしに打ち初め!! 自分でつくった瓦製パターで、自分のスコアに責任を持つ…おそらくプロアマ含め世界でもそういないだろうことを思うと、なかなか誇らしい(笑) 「瓦」で世界を楽しく…
世界の瓦屋根… “瓦の起源”を史実に持つヨーロッパや中国には、数千年を経ても変わらず魅力的な瓦屋根建築が多い。 そしてどの国においても永く続く伝統建築デザインは素材共々生命力に満ち溢れ実に美しい! 以前、東京ステーションギャラリーで開催された、…
本年も皆様にとりまして希望に満ちた一年でありますように! 今年も瓦というモノとコトを通し、建築に、暮らしに、社会に…より良い豊かさを届けてまいりたいと思いますので、ご関係をいただく皆様、ご指導ご鞭撻のほどどうぞ宜しくお願いします。 【富士と銀…