2023-01-01から1年間の記事一覧
やはり“ナショナル”を意識すると老若男女これだけ日本中が高揚する。 社会を覆い続けた負の連鎖も、一気に断ち切るチカラを持つ。 下を向いてメモを読むばかりのリーダーや、雁首そろえて謝罪会見する大人たちばかりを日々見せられて、子供達が夢も希望も持…
以前、雨あがりの霞に包まれ塩梅よく彩度が抑えられたノスタルジーを絵に描いたような風景と出会った。 桜一会(さくらいちえ)…まさしくこの瞬間でしか出会えない、琴線に触れる景。 絵になり詩になり唄になる…改めて日本は美しい国だ! この屋根にもしソーラ…
次々と“銀古美”の窯積みシーン… 丸い瓦あり、平べったいタイルあり、木瓦あり、甃(しきがわら)あり…それにしても、思えばここ10年で多種多様な瓦づくりをするようになったもんだ! 以前は1年を通していぶし銀の和瓦だけ焼いてればよく、なんならそれだけで毎…
もう10年! 淡路島の家…同級生の屋根にデザインしたのは鬼瓦の代わりに水仙と山桜の装飾瓦。 地元ならではの風物詩をあしらい、屋根に物語のある景色を描いてみた! たった一つのパーツでもカタチにすることが出来るのが伝統的素材である瓦の良さ。 いま技術…
淡路島 北端で建築中のゲストハウス。 玄関まわりファサードに瓦タイル“soil”を施工中! 予算やデザインの都合でガルバやサイディング等の外壁仕上げが多いが、ワンポイントでもこうして「瓦」で包むと、soilの名の通り“土もの”の生命力が一気に豊かさを生む…
orthodox:「正統的・正しい系統を受け継いでいるさま」 徳島での130歳の明治建築再生計画。 下屋根の瓦を積んで久しぶりにプチトラック野郎してきた(^^) 上屋根は瓦葺き完了…紐熨斗だけの棟積みといい徳島らしいとてもオーソドックスな仕様はやはり安心感を…
重伝建地区の改修現場から預かった古い鳥伏間(とりふすま)…行政・設計チームから再利用してほしいとの依頼を受けての、ハンドパワーによるマジック?トリック?のような接合手術が完了! 実はフランケンのように銅線やステン線での縫い目だらけだが、その継…
若干バランスを崩しかけたヤツもいる(笑)が、“雑技団”のフィニッシュが綺麗(矩手)に決まった! 文化財の蔵改修のため、特注寸法で手作りした海鼠壁用の甃たちが無事に焼きあがった。 手描きのあったかい図面に従い、収縮率を計算してすべて手作りした瓦。 甃…
カジノのチップも瓦で作っています(笑) 円坐(まるざ)の窯積み中に、ふとカジノでよく見る”bet“シーンが思い浮かんだ(^^) 大小6種類×厚み3種=18パターンの円形タイルを無数にbet中…いえいえ製作中(笑) これがまたアートワークで良い仕事してくれるんです! …
“銀古美”の窯出しから… 社寺用に準備している袖丸瓦! 垂れの長さも3寸、5寸、7寸と3種類。 7寸は長過ぎるため焼き暴れも大変(汗) 仮並べしながらの一喜一憂な選別は続くが、この長さはもはや振り袖…いや留め袖か(笑) [ 袖丸(そでまる)瓦 ] 箕甲の落差を納…
“瓦のような木”から“木のような瓦”へ… 銀古美「木瓦」は新しく懐かしい風景を創ろうと奮闘中(^^) “茅葺きと木瓦の素敵な関係” 設計:空間構想/オクタント建築都市研究所 ーーーーーーーーーー #讃岐うどん #わら家 #四国村 #うどん県 #銀古美 #木瓦 #栩葺き…
文化財の蔵改修のため、特注寸法で手作りした海鼠壁用の甃と出隅役物の火入れ。 せっかく作った矩手(直角)が狂わないよう、苦肉の策で“雑技団”のバランス演技のようにレンガを組んで窯積み^^; あとは焼成中に地震がないことを祈る(笑) ついでに銀古美らしく…
文化財建築の改修現場から預かった古い鳥伏間を銀古美で再焼成し胴体をカット。 新しく銀古美で焼いた伊勢箱もカット。 それぞれを合体し、銅線とステン線で接合しパテ埋めする…もはや何工場か分からない^^; 一から復元製作する方がいっそ簡単かも(笑) とに…
北野たけし氏公認のものまねタレント“ビトたけし”さんから、瓦パター届いたよとご連絡いただいた!! 古代鬼面デザインも、ビトたけしさんの顔には迫力負け!?^^; でも裏面に彫ったキャッチコピーが効果を発揮して、弱気のパットを強気にしてくれるかも(笑)…
京都でのトークイベントのご案内 焼きものの一つである「瓦」…陶芸的“作品”としてではなく、風雪に耐え建築を守る“建材”としてこの国で1,400余年の歴史を生き続けてきた逞しき焼きもの。 そんな瓦の魅力の本質を作り手としての“想い”を添えて、午前と午後の2…
“銀古美”の窯出しから… 通常判よりひと回り小さい64判の瓦達。 重伝建地区の文化財建築改修プロジェクトだけに、改修前に合わせて上屋根は56判、下屋根は64判で葺く。 猫も杓子も“53判のひとつ覚え”な瓦屋根…屋根/庇/門/塀…とスケールや用途に応じて昔から多…
奈良の国宝建築の屋根改修で製作・施工された本平瓦と銀古美を並べると…“色味“だけは一丁前に再現出来ている(笑) 共に永い年月をかけて大気と日光の営みによって造りだされた”寂び“の力を宿す、飛鳥時代の伝来当初から1,000年以上続いた原点の瓦色。 いぶし…
淡路島「宝生寺」では檜の桔木が組まれていく! 住宅建築では見慣れない木組みのスケール。 金物など一切見当たらない方が、逆に強靭・堅牢に見えるのは、生命力溢れる木のチカラと永く培われた大工技術のチカラ…共に数値に表せないチカラのせいだ。 またそ…
春の足音が聞こえ出したらこちらもシーズン到来のようで…一本また一本とここ淡路島から世界初の瓦パターが生まれています! 今回完成したのは、どちらもいぶし銀タイプ。 片方は身長148cmの女性用ということで、シャフトを31inchにカット! ついでにホワイト…
人気の手洗いボール…待ったなしの納期につき、まだ生々しかったが乾燥炉に入れて強制乾燥し、奇跡的にクラック一つ入らずに乾いてくれた!(汗) これをいぶし銀で焼きあげる。 土と炎が創る色彩は光を反射ではなく“乱反射”し、とても柔らかく優しい。 “土”と…
1/5 scale五重塔projectも着々と… そういえば今回の法改正に照らし、この小さな瓦達も全数緊結が必要なのか!? そうなると釘も銅線も…すべて1/5サイズで用意しないと無理なので、もういっそ“超法規的”瓦葺きで勘弁してもらおう(笑) とにかく国内・海外問…
ここまで屋並みが揃うと風景どころか、もはや伝建地区だ(笑) この堅牢に焼きあがった蓋瓦に、横綱のまわしのように棕櫚(しゅろ)縄を結わえていく! 釜飯の蓋を瓦屋根で作るのは淡路島の流儀… 蒸気が木蓋を持ち上げ、湯気が溢れ吹き出す“釜飯あるある”な問題…
先日、徳島の設計事務所にて… 白銀比が美しい流麗な柱脚に、潔い一枚屋根。 コンクリートに気圧されず、孤高に佇むその姿はもはや一つの美しい建築だ! I designed this stool. The seat is made of roof tiles, and the legs are composed of only the same…
来週、全国から瓦葺き職人の猛者が出場! 「全瓦連技能グランプリ2023群馬大会」 Gメッセ群馬で3月4日、5日に開催! 日本一の瓦葺き職人を決定する大会です。 今年は全国から選ばれた10名の選手が集結。 小さな屋根架台に2日間、合計6時間の中で正確さと仕上…
建築の“トーン”って意識しますか? 色には色相・明度・彩度の3属性があるが、トーンとは明度と彩度を調合したもの。 東林院 弥勒堂で、内外3,000枚の甃(しきがわら)をようやく敷き終え、現場の片付けに来た。 “銀古美”の焼成術により瓦一枚一枚が藍墨、薄墨…
京都ホテルプロジェクトもようやく来週から瓦葺きが始まる! 現場搬入形態が直前まで決定しなかったので、今日は朝から12,000枚以上の“銀古美”をひたすら手詰め&手巻き(汗) 手厚く四方に真心段ボール…愛情込めてつくった瓦は、愛情込めて葺いてもらうために…
ちょうど6年前に「故郷 四番プロジェクト]で全国から集まった高校生が大学生となり、本日卒業旅行で淡路島にカムバックしてくれました(^^) 「故郷 四番プロジェクト]とは、唱歌(校歌)として高校生自らが21世紀の日本や自身が住む地域社会の現状にあった歌…
内装壁面に瓦の円形タイル「円坐(まるざ)」の相談を受けています。 設計相談を受けて一番回答に困るのは㎡単価! デザインにより無限に幅があり、究極たった1枚のレイアウトでも正解だ(笑) 規格と仕様が窮屈で堅苦しく、木以外で“地球由来の素材”と縁遠くな…
早朝に浮かんでいた細い月の光にインスピレーションを得て表現したシンプルな瓦コースターがテーブルシーンを上品に演出する。 デザインの源泉は常に自然にあり。 空、海、大地、風、草、木、土…淡路島では、いつも身近にある自然たちがキラキラと輝く。 そ…
海鼠(なまこ)壁用の甃(しきがわら)製作中… 文化財の蔵壁改修で、特注寸法の7寸8分角と出隅役物を手作り製作。 指示通り表裏に櫛目を引き「令和4年度修補」の刻印を押す。 これを古建築改修に見合うように、いぶし銀ではなく銀古美で焼き、永い年月をかけて大…