和歌山の山門(文化財)改修工事で、預かっていた200歳の鬼瓦の修復&再焼成が完了。
失っていた頭上の巻物も2本ずつ復元。
朽ちた蓮華紋はそのまま焼き直すだけとした。
外観で修復あとが分かるのはその程度だが、この胴体こそ劣化が激しく、おそらく想像できないぐらいフランケンのように大手術を施してある(笑)
鬼面はあえて折れたツノは直さず、200年の風雪と戦った名誉の傷としてリスペクトを込めてそのままとした!
この200歳の現役選手たちは、世のSDGsだの持続可能だのという薄っぺらい議論を嘲笑うかのように、力強くいぶし銀に輝く。
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