まもなく上棟予定の建築家の自邸計画において、銀古美“本瓦葺き”の棟下に施工する面土瓦は、通常は丸みのある蟹の甲羅形状だが、漆喰で仕上げたようにフラットに作ってほしいとのことで原寸検討。
これ意外に難しく…
・棟際の平瓦が一枚物なのか半端物なのか?
・またそれによる素丸との高さ差は?
・どの位置を基準に鉛直に作るか?
…etc. けっこうナーバスな仕事になる。
検討の結果、平瓦1枚分の高さを下端に確保して製作することに…あとは葺き師に現場で加工してもらう。
瓦葺きの施工性向上のため試行錯誤し、丸みを持たせた形状へと進化させてきた先人の知恵は素晴らしいものだ!
今回その進化の過程に逆行するようだが、そこにまた新しい可能性があるんだと思う(^^)
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