未来考房/瓦人 ~gajin~

和瓦とその未来を創る淡路島の瓦師ブログ

振り袖?留め袖?(笑)

“銀古美”の窯出しから…

社寺用に準備している袖丸瓦!

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垂れの長さも3寸、5寸、7寸と3種類。

7寸は長過ぎるため焼き暴れも大変(汗)

仮並べしながらの一喜一憂な選別は続くが、この長さはもはや振り袖…いや留め袖か(笑)

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[ 袖丸(そでまる)瓦 ]

箕甲の落差を納めるため、片側に垂れのついた素丸瓦。

垂れの長さは1寸〜7寸、8寸程度まであり、箕甲の落ちに合わせて一枚一枚削り合わせながら納める。

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着物の”袖“に見立てた先人の感性がとても粋だ!

歴史ある瓦の多様な役物の名前にも興味を持ってほしいな〜(^^)

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#振り袖 #留め袖

#伝統構法 #社寺建築