日曜日の風雨で少し表情が変わったが、土塊まではまだまだ…。
このインスタレーションは溶け崩れてこそ完成・完結する。
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[ koto-kawara ]
“焼かない瓦”が風雨に晒され、溶け崩れ、やがて土の塊に戻っていく様を描く。
土から生まれた瓦はこの国の気候風土に適う必然のカタチとなり、用の美を纏って誰の記憶にも残る美しき原風景をつくり、そして暮らしに安寧と豊かさをもたらす。
瓦は土を焼いただけのシンプルなマテリアルだが、火を入れるという人類の叡智により、粒子であった土が液体化し、固体の瓦へと転生する魔法のような産物。
かわらのカタチはかわらぬカタチ…
自然の摂理と先人の努力が生み出したこの普遍的なデザインの意味と意義、そして焼こうが砕こうがこの世から決して消えることのない絶対的な素材である“土”から生まれ、そしてまた土に還る…という一つの物語を表現したかった。
[土のミュージアムSHIDO]
https://shido.kinkikabezai.com/
@soil_museum_shido
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