金刀比羅宮の書院耐震改修が終わった!
週末に足場の撤去に立ち合いました。
永い年月をかけて大気と日光の営みによって造りだされた”寂び“の力を宿すかのような素朴な表情の屋根は、陶器瓦やいぶし銀の瓦とは違う、“銀古美”という瓦の真骨頂だ。
大工も左官も瓦も…コンテストや賞には目もくれず、ただただこうして流行に左右されない長く続く素材と技術を信頼し、継承し、伝承していく。
そのおかげで、幾時代も跨いできたこの地の風景を変えずに無事アップデート出来たようだ。
明日テレビの取材があるそうだ。
屋根は「どこが新しくなったの?」って感じてもらえれば、ある意味で大成功だ(^^)
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仕様「銀古美」
軒:つづ入り(京花)万十軒
棟:反り熨斗 目地積み+角桟雁振
鬼瓦:古鬼 修理再焼成(一体のみ復元)
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#持続可能性
#sdgs