今日の“かわら美人”の窯出しから…
よく聞かれます…「瓦って焼いた後、どうやって銀色に塗ってるの?」
「いえいえ、瓦は焼いたあと窯の中で“燻す”ことで銀色に輝くんです。人工的な着色では決してないんですよ!」
その証拠に焼成済みの“いぶし瓦”にはこうして煤が付着している。非常に細かい粒子の黒いパウダーだが、雪の結晶のように綺麗だ!
“いぶし銀”の根拠は炭素の被膜…淡路島の瓦は土質がきめ細かく表面がとても滑らかであるため、金属的なまでに綺麗な光沢感が生まれる。
晴れの日には透き通るように青白く、曇りの日には灰色に、雨の日は艶黒く、そして夕焼け時には黄金色にも染まる。
「あの役者はいぶし銀の芝居をする」→なんともいえない味わいがあるの意。
言わずもがな、瓦の“いぶし銀”が語源です^^
【 反対から読むと…いぶし⇔しぶい(笑) 】
出来れば“いぶし銀”に年を重ねていきたいものだ…手っ取り早いのは窯に入って焼かれて燻されればイイか(笑)
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#スモーク #いぶし銀