orthodox:「正統的・正しい系統を受け継いでいるさま」
徳島での130歳の明治建築再生計画。
下屋根の瓦を積んで久しぶりにプチトラック野郎してきた(^^)
上屋根は瓦葺き完了…紐熨斗だけの棟積みといい徳島らしいとてもオーソドックスな仕様はやはり安心感を纏う。
隅棟のお尻用に作っている“裏鬼瓦”も丁寧に施工され、これでよく見る漆喰やセメントを塗り固めたものが将来剥がれ落ちるような心配もない!
それにしても平部の桟瓦はじめ軒瓦、箕甲、棟積み、鬼瓦…と数十年どころか、数百年とこの高温多湿な国において続く瓦のカタチとは、とてつもない意味を持つ普遍のデザインなんだと、こうした改修に際し作り手としていつも感じる。
昔からあったままの面影を繋ぐ…実は住まい手や子孫にとって、またその土地の原風景を構成する近隣集落にとっても大きな安らぎをもたらせる。
これが本当のモノ・コト・ヒトの“持続可能”な仕事というものだ。
深い軒で歩き遍路に休憩の場を与え、その昔はお遍路の宿だったこの古建築の再生が楽しみです(^^)
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