未来考房/瓦人 ~gajin~

和瓦とその未来を創る淡路島の瓦師ブログ

2019-01-01から1年間の記事一覧

瓦で幸せのお手伝い「はじめの一歩」

土曜日のほっこり朝手仕事…人気の出産・誕生記念の手足型づくりです(^^) この子は足裏のシワがギュッとはっきりしてて、なにより土踏まずがダイナミック!! きっと走るの早くなりますね〜^^ って、いつものごとく両親の気持ちになりかわって勝手に想像しな…

ー屋根再考ー

最近とくに問合せがあるのは、いぶし銀瓦と銀古美との違い。 写真上が「銀古美」、下が「かわら美人」… 淡路島のいぶし瓦は、空の色をそのまま映すほど透き通るような晴れやかさ! かたや同じ土を焼いた瓦でも、銀古美は古色というよりは土もの・焼き物らし…

建築人−淡路瓦ism−

大阪府建築士会様発行の「建築人2019.11」に、淡路土 古代いぶし瓦「銀古美-antique smoked silver-」を掲載頂きました。 今ニーズの高まる、素材として本物感があるビンテージな質感と色味を実現する焼成法、そしてそれが生む焼き物としての本質的魅力など…

書家×瓦坐-kawaraza-

来年の干支「子」の躍動的な書が瓦コースターとしてテーブルシーンで活躍します! 毎年恒例のコラボレーション! 呼吸する素材「瓦」の本領は、その実用性とともに日常生活にささやかな豊かさをもたらせます。 限定製作につき、お求めはお早めに(^^) #瓦 #瓦…

kawara pierce & earring *clear parts*

無機質で透明感のあるパーツは、有機質である“土もの素材”の瓦ボールをより引き立てます。 季節orオンオフを問わずフェミニンなコーデに似合いそうですね(^^) ーdesigned by y’s kitchen ー 今朝もせっせと瓦ボールづくり…これもささやかな瓦の未来創り! 瓦…

瓦タイル「soil (color:晩景)」−所沢の家−

人々の意識無意識によらず、どうしても都市部の暮らしにおいては“土もの”への渇望の念が潜在する。 街中の道路沿い…ファサードの一部を土を焼いただけのsoil で包むだけで、途端に周辺空気感が豊かになる。 ビンテージな“銀古美(ginfurubi)”焼成が生む計算で…

オリジナル鬼瓦の淡路島の家

9月に火入れ式(→ http://gajin.hatenablog.com/entry/2019/09/19/183507 )をさせていただいた淡路島の“森のいえ”…こちらも質感と表情豊かな銀古美瓦で地葺きが完了。 あとはデザイナーである建主自らデザインしたオリジナル鬼瓦の乾燥と焼成待ち! 軒の出寸…

淡路島の家…100年景への挑戦

高台から海を見晴らす主屋と蔵、そして馬小屋の3棟リノベーション工事。 最後の蔵屋根もようやく瓦工事完工! “古美る”を体現するように、光の加減でなんとも味わい深く、焼き物らしい本来の土モノの質感で魅せる「銀古美」の瓦が、この木と土で出来た古民家…

古代いぶし瓦「銀古美」−納骨堂−

以前、建築途中に訪れた東京都内 某寺 納骨堂が竣工。 → http://gajin.hatenablog.com/entry/2019/06/21/112010 五重塔モチーフのデザインがひときわ目を引く建築…ビンテージな色味と質感の「銀古美」で施工した五層の屋根に、壁には古瓦をカットした個性豊…

瓦の未来創り…

前橋工科大学 総合デザイン工学科の講師で登壇! 建築とデザインを志す学生達に「瓦」に宿る“作り手の想い”とともに、白銀比でもある瓦のデザインとしての普遍性、そして建築素材として高温多湿なこの国において1,400年続かしめてきた民族性、精神性、美意識…

目利きたちの仕事…

関東に届けた瓦達のその後…なかには「井筒」「立浪鬼」と四国伝統の意匠があったり、地域の建築文化交流が面白いです(^^)カタログで選んだパーツが集められ、なんとなく建築が出来上がっていくというのではなく、職人がいろいろ目利きしたなかで本当に良いと…

愛すべき瓦バカ達…(^^)

関東出張の恒例…淡路島から瓦を届けた先々の現場確認&深谷の親方達との尽きぬ瓦談義!! 一枚一枚の瓦と真摯に向き合い、屋根の上でその土地に流れる風を感じ、古き良き時代に想いを馳せ、先人の技量をリスペクトしつつも超えてやろうと研鑽し、その積み重ね…

“たかが一枚の瓦”なれど“されど一枚の瓦”

27〜28日と関東・東北ブロックの瓦葺き師親方達が集まる総会で講演させていただきました! 創りたいもの…それは一歩先ではなく二歩先のビジョンあってこそ! 瓦という一枚の素材がつくるのは堅牢な屋根・建築ではなく、その連なりが生む秩序ある美しい日本風…

数珠掛け三つ巴に唐草文様…伝統的デザインの軒瓦

古色焼き「銀古美」でビンテージな質感に仕上がり本日窯出し…三重県の大きな文化財建築へと届けます。 古来より続くこうした意匠(カタチ)は、単に模様を表現するだけではなく、流れる雨水をコントロールし、瓦裏へ極力導かないよう、切れよく樋へと落とす機…

kawara pierce & earring *rose*

ささやかな手仕事「hitotema」ブランドの瓦アクセサリーで小さな薔薇をつくりました。 薔薇の色にもいろいろあれど、いぶし銀の薔薇はレアですね(^^) 【size : M & S】 “ひと手間”とは、一手間と人手間…人の手による想いを込めた細工あってこそ、一つの伝統…

瓦タイル「soil」−神戸の家−

木とシンプルな和瓦屋根…外も中もキレイな素材だけで包まれ、住宅密集地にあってひときわ清廉な印象の神戸の家。 (建物内外詳細→ http://gajin.hatenablog.com/entry/2019/01/17/155743 ) 同じく瓦葺きのガレージも“土もの”のsoilで包み、コンクリートや鉄と…

姫路市文化財住宅 茶室改修工事

古材に新木を接ぎ木しながら、丁寧に慎重に“価値”が紡がれた茶室の瓦葺き…古色瓦の「銀古美」で屋根が包まれ、この伝統建築の風情を物語ごと無事に継承できそうです! #瓦 #和瓦 #日本瓦 #瓦屋根 #大栄窯業株式会社 #銀古美 #いぶし瓦 #古代いぶし瓦 #淡路島…

PayPay Brand Logo

PayPayブランドロゴ、設定しています。ギャラリー土坐でのお買い物の際、チェックしてみてください(^^)今日も午前中から親子でのガチンコ対決が! 雨の淡路島では、土の空間で本格瓦コースターづくり体験が粋な島遊びですGallery土坐 web page → http://www.…

淡路島の家…「築」の体現

高台から海を見晴らす主屋と蔵、そして馬小屋の3棟リノベーション工事。 最後の蔵屋根も来週着工につき現場の準備。 露わになった各部を見ると、竹かんむりに土、風、木と書く“築”…これを建てると書いて“建築”としたことをまざまざと教えられる。 100年を経…

淡路島の家…オリジナルデザイン鬼瓦

先月、火入れ式(→ http://gajin.hatenablog.com/entry/2019/09/19/183507 )をさせていただいた淡路島の家…デザイナーである施主様自ら鬼瓦をデザインすることに! みかん農園を営まれていることもあり、森の輪郭の中にシンボリックなみかんの木を。全体的に…

真言宗善通寺派総本山「善通寺」勅使門及び土塀修復工事

ー 復元 restoration work ー 古瓦の可能な限りの再利用が前提。 丁寧に番号をふって仮撤去してあった古瓦も、検査を経て順に各部位に再施工。 外観風情の継承のため、オモテ面には古瓦優先、ウラはほぼ新瓦…朝からその分を届けにきました! 文化財建築の復…

kawara putter project - 銀古美 -

古色焼き「銀古美」で今回もビンテージ感たっぷりの質感に焼きあがった鬼瓦パターヘッド達…ロフト角 約3度に合わせて鏡面状に研磨したフェイスは風景をノスタルジックに映します! 急ぎのご依頼でしたが34inchシャフトで組立て完成です(^^) アドレス時に睨み…

瓦タイル「soil」−徳島の家−

里山景に佇むシンプルな平屋住宅…soilが“土もの”らしい質感で両サイドの壁を包みます。 屋根に代わり壁となっても日本伝統の「瓦」はやはり風景を纏い、風景を創り、風景を繋げ…製品concept の通り、この建築自体が同じく一つの“木”や“土”として、この美しい…

第27回 ArchiCafe Tokushima ~境界~

毎月 ANDO建築に建築家らが集まり、一つのテーマについて絶対的な正解を求めず自由議論することを醍醐味とするアーキカフェ!今宵のテーマは「境界」日本建築、空間感、精神世界、美意識…その深奥に息づく「境界」の意味と意義を浮き彫りにします!「結界」…

淡路島の家…物語と風景の継承プロジェクト

先月、火入れ式(→ http://gajin.hatenablog.com/entry/2019/09/19/183507 )をさせていただいた淡路島の家…無事上棟し、二重野地のしっかりした屋根のシルエットが描かれました! 向き合う瓦葺き門長屋は淡路島の家の象徴的な存在…このたびの新宅と屋根が連続…

monokawara −肖像Portrait−

肖像を彫ったメモリアル瓦がまた完成! デジタル的ドット彫りの密度差で描きます。 ベースの瓦プレートが綺麗ないぶし銀だからこそ表現出来る陰影コントラスト。 size : 200×200(瓦プレート本体㎜) 素晴らしき人生の記憶を瓦に刻む…素敵な宝物ですね(^^) ・ …

五重塔プロジェクト1/5scale

宮大工棟梁が建てる本格的な五重塔…完成時には全高10メートル近くになります。 厳選の欅のみを使い、細部の完全再現のため、サイズに合わせた木刻みの道具まですべてミニチュアサイズで手作りしてから製作されています! この五重塔に葺くミニチュア本葺き瓦…

kawara tile「soil」…風景を纏う

土(瓦)を纏い、風景を纏う…暮らしに豊かなエッセンスを添える瓦タイル「soil」。 埼玉のお客様が写真を送ってくださいました(^^) 240×60㎜の瓦プレート×3種の厚みをランダムに配し陰影と重厚感を表現。 古色焼き「銀古美」の焼成法で一枚一枚の色調もビン…

tsuchi-washbowl -暮らしにとけ込む土の魅力-

ご依頼のあった手作りの瓦ボールが焼きあがりました(^^) 瓦のボールは、雨の日の屋根瓦を見ても分かる通り、落ちた雨を音も静かにシトシトッと受け流す風流な素材…水跳ねがなく、水アカもつかず、使い込むほど風合いが増すので、ギャラリーでもう10年使って…

kawara pierce & earring *hitotema*

「hitotema」のsize:smallです。 ※kogiku、cosmos ともにピアス、イヤリングどちらでもお作りします。 “ひと手間”とは、一手間と人手間…人の手による想いを込めた細工あってこそ、一つの伝統美としての瓦の存在意義。 型は用いず、道具を使い、一つ一つ土に…