年末、窯炊きもいよいよ追い込み…
年内に仕上げるもの達で待ったなしの窯場だ!
石持(こくもち)という平べったい巴瓦。
この通称“ベタ巴”は、建築家の自邸計画の本瓦葺き用だが、通常は五寸径のところ素丸と共に四寸五分径で繊細で小粋な陰影美をつくる。
イメージは淡路島の瓦葺き玉ねぎ小屋…“銀古美”のビンテージな質感も相まって素朴で懐かしい表情になることを期待する。
五寸径でなく四寸五分径…このほんの五分(約1.5㎝)の差による見え方を、建築家ととことん議論・検証し合う時間はとても有意義だ。
この積み重ねで設計者〜建主まで“瓦の目利き”を増やしていくことって、これからとても大切なことだと思う。
建築家の自邸計画における瓦葺きの相談が続く。
この玉ねぎ小屋のように、気高く凛とした美しい瓦葺き建築が増えていくことを大いに期待したい(^^)
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