“瓦の起源”を史実に持つヨーロッパや中国には、数千年を経ても変わらず魅力的な瓦屋根建築が多く、その永く続く伝統建築デザインは素材共々生命力に満ち溢れ実に美しい!
こうした世界の瓦づくりを見ると、日本においても「瓦」は規格や精度で雁字搦めな工業製品の土俵からの逸脱も認める方が、本来の生命力と魅力の本質を取り戻し、より美しく力強い“表現力”を持てるような気がする。
それを許容する大らかな受け皿が社会に必要だが、瓦というものがこれからも未来へと続き、世界に負けない成熟した美しい風景や文化を創る(取り戻す)には、“天然の土を焼いただけ”の瓦づくりに携わるものとして、その逸脱にこそ一つの活路があるように思う!
均一均質で高精度すぎるより、古美、歪み、不均一で、質感と個性が豊かなほうが、瓦の魅力の本質を纏いかえって美しい。
安心・安全を担保する工法との両立で、この地球由来の素材をもっと活かしたい^^
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