今月上棟の広島の家…廻り隅用の特注手作り“トンビ”がカタチになってきた!
このパーツ、けっこう人気です(^^)
成型したての桟瓦2枚を接合…葺き勾配と左右それぞれの瓦との兼ね合い等、考えれば考えるほど難しく、また屋根勾配によっても尖りかたの見え方が違ってくる。
今回設計者の自邸でもあり、やはり要望は…
「出来るだけ役物を使わずシルエットをシンプルに仕上げたい」
屋根は方形プラン…軒は桟瓦を出寸法3寸で軽快に仕上げ、そのまま隅をこの特注トンビで廻りシャープな輪郭を描く。
設計者のイマジネーションを具現化すべく、手作りでこうして1枚から製作対応出来ることが伝統的瓦づくりの強み。
この尖り方も含めディテールへの拘りはあくまでも主観的な美意識によるものだが、設計者と共有できた時はいつも良い屋根になる(^^)
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