住宅への太陽光発電設置義務化の賛否議論をよく見聞きするが、この国で1,400年続く「瓦」と「風景」をつくるものとして、数値目標の達成が鋭角に目的化し、視野が狭くなることにおいて、かけがえのない大切なものを失うリスクを秘めていることも知って欲しい。
例えば世界や日本において、これら列挙した美しい建築風景がメカニックな装置に蹂躙されることに違和感や抵抗感を持つ人は少なくないはずだ。
おそらく世界のこの美しい都市は太陽光発電など載せないだろう!
学術と技術優先での議論や政策は、良くも悪くも同じ髪型と同じスーツ姿の大人を生み出し続けてきた。
住宅も同じく…。
文化立国たるべき重要な三術のうち、学術・技術以外の“芸術”を置き去りにしてしまった弊害は、住宅行政だけにとどまらずとてつもなく大きい!
ただ世界的コンセンサスとして地球環境改善への取組みはマスト…再生可能エネルギーシステムと美しい瓦屋根やそれが織りなす風景の絶妙の共存可能性をもっと追求議論してほしい。
もっとも信頼できる“有識者”は、永い時を乗り越えてきた先人の叡智の結晶である“歴史”だと思う!
ちなみに自宅は土壁×瓦葺きで、軒の出の深い築50年超の入母屋造り。
夏場エアコンは必要ないどころか、現在の梅雨時期の湿度と気温にあっても夜は肌寒ささえ感じる。
この身近な“有識者”の実績をもとに、ニッポンの建築は昔から素材も技術も知恵も素晴らしいということを進言したい(^^)
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