「香川の家」の改修に際し降ろされた28体もの鬼瓦の再焼成…ようやく全ていぶし銀に化粧され窯出し!あちこち欠損していた部分も復元製作し、修復も仕上がった。
それにしても先人鬼師がつくったものだが、改めて素晴らしい細工だ(^^)
屋根に施工する限りは鬼瓦も“建材”としての一つのパーツだが、単なる建材で片付けられないほど物語の詰まった美しい工芸品であり、建主のステイタスの象徴でもある。
いやはや、でもこれどうやって梱包するよ!?^^;
重ね厳禁、包装困難…あっ!だからその昔々“瓦づくり”は全国その土地の土を焼いて瓦をつくり、その土地の建築だけに届けるまさしく本来的に“地場産業”だった訳であり、ある意味その地にしかない“持ち出せない価値”だからこそ、こうして造形を競い合う土壌も出来たのだ!
今まさに“足るを知る”を悟れば、建築ももっと数値的価値以外の魅力あるものが増えると思う(^^)
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