今日は、さぬき市のプロジェクト「時の納屋」の火入れ式で、市の職員はじめ堀部さんたち設計施工チームを窯場へ迎えた!
市長から預かった今回の建築プロジェクトに込める想いは「悠久の今」…この想い(書)とともに瓦を焼くべく窯へと入れ、記念瓦には日付とともに市長の名が刻まれた。
“脇役に徹する”建築が、環境と景観を引き立てる…そんな“居場所をつくる”次代のあり方を体現する建築が生まれる。
皆で手を合わせたこの瓦が焼きあがってからの瓦葺きが楽しみです(^^)
堀部さんも楽しみで窯場で踊ってました(笑)
[設計主旨]
本計画は従来の“新しく建物をつくる”という行為ではなく、環境や景観を活かし、あるいはかつての姿に戻しながら“さぬき市民の居場所をつくる”という気持ちで設計しています。
主役は建物ではなく環境と景観です。
建物は脇役に徹して主役を引き立てる役割に徹します。
過不足のない大きさ、地形にへばり付いたように佇む簡素な形、風雪に耐え、時代や流行の浮き沈みに左右されない必然性のある形、同時にどこか幻想的でワクワクした新鮮な印象を与える形です。
ランドスケープはこの場所に昔から生育していた植物や木を植え直し、国立公園にふさわしい姿に時間をかけて戻していきます。
瀬戸内海の美しい風景と建物への期待感を膨らますメインアプローチは緩やかな弧を描き、建物の大きな庇の下に人を誘います。
そして石の庭や樹木群を配置し、芝生広場がより生き生きとなるようにします。
施工:株式会社菅組
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