淡路島の社寺本堂・客殿プロジェクトから…
先日、奇跡の精度で完成した三尺露盤に続き、跨ぎ鬼、唐破風鬼、隅鬼、ニノ鬼…と古代鬼面10体もそれぞれ“銀古美”の焼成術により風格よく焼きあがった!
“いぶし銀”と違って、“銀古美”は出来たてほやほやであって既に永い年月をかけて大気と日光の営みによって造りだされた「さび」の力が宿る。
和辻哲郎による「古寺巡礼」にもあるが、この優しく温かい屋根の古色によって抱かれる日本建築…その鈍いほのかな色の調子には、しめやかな情緒をさそう力がある。
建築も含めモノづくりには、やはり学術・技術とともに芸術という要素を伴わなければならないと思う。
[*最後の写真は、レモンの島“瀬戸田”でAmanが手がけた旅館「Azumi Setoda」で“銀古美”の本瓦が情緒をさそう]
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