今日の“銀古美”の窯出しから…通常厚み約27〜29㎜の熨斗(のし)瓦ではなく、厚み21㎜の薄熨斗(うすのし)。
そして仕上げは“中反り”…躍動感ある曲線に焼きあがった!
こちら種蒔太師 東林院 弥勒堂新築プロジェクト用の瓦。
日本建築特有の流麗な曲線美「照り起り(てりむくり)… “照り”は“反り”とも書き、例えば糸だるみの凹んだ形状をいい、“起り”はその逆の形状をいう。この二つの曲線が自然と入れ替わるように連続する形状を『てりむくり』と呼ぶ。
反りで仕上げた瓦は、日本人固有の民族性や精神性、宗教観、美意識が息づく建築の曲線美を損なわずに魅せるための欠かせないパーツであり、反り方も大反り、中反り、小反りと焼き分ける。
あとは葺き師が反り具合を選別し、現場で適材適所に積み上げながらベストな線を描く!
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