さてさて、お次の現場･･･こちらは部分葺き替えの小さな物件。
ただどんな現場だろうが、大栄號ぐらい有名？になってくると、現場にレッドカーペットを敷いて出迎えてくれます( ｀ー´)ノ
ここでもきっちりと真っ赤な絨毯が･･･ただ、ギャラリーが一人もいないのだけは不本意でしたが！？
とりあえず、そそくさと任務も完了し･･･なんとかここにも一軒いぶし瓦の屋根が出来そうですね^^
お次は残り全面の葺き替えをお待ちしております～♪
さて、降ろしっぷりなのか、降ろした荷姿の美しさなのか、はたまたマメなblogなのか？･･･どこを審査されてたのか知りませんが、今回のレッドカーペットでの出迎えに、いよいよアカデミー賞の受賞も近いと見た！！
すいませんが審査員の皆さん、事前に伝達しといてくださいね･･･その時はタキシード✖蝶ネクタイで現場に登場しますんで(爆)
昨日の梱包作業から…デカッ！！！！！
まるでオバケ紐丸…その正体は八寸紐丸瓦〜(*_*)
通常の五寸丸と比べると一目瞭然！
巴もスケールがデカ過ぎて、なんだかもう別物…かぶりものみたいですね(笑)
屋根面積70坪の大きな切妻(角が8組もある)で、棟への一本伏せで活躍します^^
このデカさ…140本の梱包で1パレット使ってしまいます👍
七寸はよく見ますが、八寸はなかなかレアキャラです！
意外に大切妻のシルエットもシンプルでカッコ良かったりして(*^^*)
まあ、いぶし瓦で風景を継承できるならありがたい限りです^^
梅雨入り！！って、別にスタートとゴール決めなくても雨は雨、晴れは晴れでイイじゃない(^^;
そんな日和見×気分屋な瓦師の、ここ最近の瓦の未来創り･･･瓦坐いろいろです。
古都奈良からお越しのお二人は、さすが成熟したデザインを。
紗綾形（さやがた）文様を緻密に、かつのびのびと彫られました！
紗綾形文様は、卍（万字）という漢字を斜めに崩して連続的に繋げた文様です。
そのため紗綾形というよび名のほかにも「卍（万字）崩し」や「卍（万字）繋ぎ」
と呼ぶこともあります。
和洋の代表的なデザイン･･･一見、対極にあり相容れない感じもしますが、どちらも長く続き世界的に受け入れられる普遍的デザインだからこそなのか、なぜか並べてもマッチするのが素晴らしい☆
お次は、かわら業界ではない企業様からのご依頼･･･まさしく「かわら坐」でした^^
「かわら」っていう言葉も、日本人にとっては誰しもが知っている歴史ある言葉。
それだけ暮らしと長く深く密着してきた証･･･これからも言葉だけではなく、カタチあるかわらを作っていけるよう、iroiroと未来創りの日々です(#^^#)
〈名付け由来〉人と自分に豊かな実りを･･･そして、健やかに育ってほしい。
そんなご両親の想いが込められた赤ちゃんの誕生記念瓦「はじめの一歩」。
今回のご依頼は手と足でした^^
ぷくぷくとした愛らしい手足を作りながら、母性(父性？)がくすぐられ、ただでさえ細い目をより細めてしまう瓦師です(笑)
このぷくぷくの丸みを表現するのがなかなか難しく･･･なんとか雰囲気出たかな？
人の想いを背負ったモノづくりは、火入れ式もそうですが、イイ意味でプレッシャーです(^^;
でも、その先にあるどこかの誰かの幸せの手伝いが出来ると思うとまた頑張れます。
瓦の未来創りとは、このように買う側、作る側、すべて含めいろんな人の“想い”の積み重なりで出来ていくものなんでしょうね^^
絵に描いたような良き日和に恵まれて･･･ほのぼのとした素敵な火入れ式でした。
このたびの建築に際し、お爺ちゃんが「瓦でないとあかん！」とおっしゃられたそうで･･･(^^;
先人の言葉には、重みと共に歴史と経験に基づく説得力があるんですよね。
家づくりに込められた想いは「福」･･･もう言葉はなくとも一文字でめでたい書です^^
その想いと共に瓦を焼くべく、書を窯へと･･･。
続いて、一枚の瓦として屋根に施工するための記念瓦に日付と共にご家族全員の名を。
生涯残り、屋根の上から暮らしを見守り続けてくれる大切な瓦です。
筆跡がどうのこうの、漢字が間違ってないか･･･親子漫才が繰り広げられるワンシーンです^^
なんせ焼きあがれば一生残る一枚ですもんね･･･間違ってたらエライこっちゃ(笑)
でも、それも一つの思い出としてイイと思います。
そんなこんなで終始アットホームな空気に包まれた儀式も、二礼二拍手とともに無事火入れとなりました。
大きな日本建築とのこと･･･完成が楽しみですね。
家族の想いと風景と文化の継承･･･その地でまた一つ素敵な物語が綴られそうです(#^^#)
この現場はどうも目の錯覚か？それとも疲れで朦朧としてきたか！？(*_*)
屋根のレベルを基準によくよく見ると…⁉️
なんと！おもいっくそ道が傾斜してまんがな〜^^;
さて良い子の瓦葺き職人なら一目で何寸勾配か分かりますよね〜^^
まあ、この状況…降ろしたくても荷崩れするだけなので(汗)、とっととタワー横付けで揚げてしまうことに…それにしてもやっぱ切落はシャープでキレイですね〜☆
最後の写真は、またこことは違う現場に寄った際に撮ったものなんですが、「かわら美人」の肌艶はマジでガルバより金属的で近未来的で…！
それでいて金属にはない豊かな質感と深み、んで圧倒的耐久性もあって！
土を焼いて燻しただけで表現できる色とは思えないほど青空に煌めいてました☆
風景を創る…とにかくこの一軒一軒の積み重ねですね^^
春以降、公私ともに行事や用事が多く、忙しすぎて綴れてなかった大栄號の奮闘ぶり･･･(^^;
とりあえず今日の現場から･･･入母屋の葺き替え現場のレポートです！
暑いけど湿度もカラカラ･･･なので、気分もアゲアゲ⤴⤴で夢満載の大栄號(笑)
フフフ～ン♪と鼻歌まじりに、まだまだ涼しい早朝に現場に着いたのはよかったのですが･･･えらい瓦揚げ機が奥にないかい？
まぁ、ここは百戦錬磨のトラック野郎･･･できるだけ縦にケツから突っ込んでいけばなんとかなるか～っと思った矢先に、現場アルアル的なネタですが、超危険！！なんと地雷を発見してしまいました～(+o+)
いや～、やれやれ危うくエライ損害を出すとこでした(汗)
ということで、一気に気分はサゲサゲ⤵⤵になりながらも、なによりも仕事のありがたみを噛みしめながら満載の夢(瓦)の抱え込み任務完了～(T_T)/~~~
おかげさまで今日も一軒いぶし瓦の屋根が出来そうです･･･ありがとうございました～♪
