いつも社寺に一般住宅にとお世話になっております香川県高松市の小比賀工務店さま･･･
宮大工の建てる建築には、いつも随所に匠の伝統技術が光ります。
そんな棟梁、ただいま本格的な五重塔を製作中です。
そのスケール1/5！！完成時には全高9メートルにもなるそうです。
厳選の欅のみを使い、細部の完全再現のため、サイズに合わせた木刻みの道具まですべて手作りしてから製作に臨んでおられます。
とにかく技術を継承したい、本物を魅せたい、伝統を未来へと繋げたい、日本の文化を残し守りたい･･･様々な想いで時間を見つけては一心不乱に取り組まれています。
このたび、この屋根に葺く瓦のご相談を受けてお邪魔しました。
本葺きの平瓦で2寸程度の大きさとなりそうです。
唐草に敷き平、巴、素丸、熨斗･･･鬼瓦に至るまで、どう再現するか今から楽しみです。
現在は3重まで建ち上がっておりますが、棟梁のご厚意により大工、左官、瓦葺き師、瓦師はもとより、行政・教育関係者や一般の方でもどうぞ見学にお越しいただければとのご案内をいただきました。
お越しの際には事前にお電話いだたければとのこと･･･ぜひこの魂がこもった国宝ともいえる本物の手仕事から、今忘れかけている大切なモノとコトを全身で体感していただければと思います。
－小比賀工務店 様－
