文化財建築の現場打合せです！
阿波伝統の藍染…染料となる“すくも”づくりのための葉藍の寝床。
発酵のために伝統的に土間に敷く粘土つちが必要なので、設計士・工務店との相談の結果、淡路島の瓦土(もっとも粘度の高い番手)を敷き詰めます！
屋根はシンプルな切り妻に透き通るようないぶし銀の“かわら美人”…伝統の仕事を長く守るのは、言うまでもなく長命の瓦です！
来週上棟… 風土に適った必然の建築風景が創られることが嬉しいです(^^)
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昨日に引き続き、群馬のサムライたちと朝から瓦勉強会…想いを伝え、想いを聞き、いろんなコトを丁寧にシェアしながら瓦の未来創り会議です^^
※ギャラリーにお越しの一般のお客さん達も一緒に聞き入ってくれたのは嬉しかったです^^
最後に素材の原点とも向き合い、その圧倒的迫力に改めて「瓦」の本質的価値を知ってもらいました！
とても有意義な二日間…皆さん本当にありがとうございました。
淡路島の瓦を今後ともどうぞよろしくお願いします(^^)
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今日の窯出しから…瓦ピアス&イヤリング&ブレスレットの手作りボールがどんどん熱々で焼きあがってくるわけですが、まぎれてチラホラ立体の造形物も！？
小っちゃなカタチ…さあ、なんでしょうー？
瓦も含めて淡路島の大地の恵みから生まれるものは、どれもいぶし銀に輝く宝物…これはどんな素敵なmonokawaraに生まれ変わるかなー(^^)
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瓦の円形タイル「円坐−maruza-」と浜に打ち上がった海瓦が散りばめられる、淡路島らしい物語のある外構工事…今日は三和土(三和土)風 土間工事です。
レイアウトして固定した円坐の周りに土間土を流し込み、乾かないうちに海瓦をランダムに埋め込む…意図を感じさせないように、違和感のないように、あくまでも自然に打ち上がったように…これが難しく楽しい(^^)
乾いてから表面をワイヤーブラシで掻き、丁寧に掃いて濡れスポンジで馴染ませる。
洗い出された円坐と海瓦たち…天然の海岸デザインに近づけたかな？
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川越市 景観重要建造物「重兵衛蔵」改修工事
レトロな半纏と提灯の写真を送っていただいてデザイン修正…なんとか「下がり藤に卍紋」と拝みの「六寸巴」が焼きあがりました！
巴は若干のカギ仕上げ、瓦当の頭は一寸立ち上げています。
いよいよ120年ぶりの屋根改修…先人の想いと紡がれた物語に敬意を込めて、現代の職人達が器量・技量目一杯で臨みます！！
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瓦の円形タイル「円坐−maruza-」と浜に打ち上がった海瓦が散りばめられる物語のある外構工事が進行中…貴重な晴れ間に円坐を仮並べに来ました！
割付け不要&レイアウト自由で答えのない作業のように見えますが、実は本質を理解した世界観が必要…以下、僕が綴る哲学…読書好きな方は読んでください(笑)
そんな深い世界観にもとづく仮並べです(^^)
−GEOMETRIC DESIGN−
~自然が魅せる形の美~
自然はつねに合理的で、無理無駄のないあるべき姿へ極まろうとする。
山の姿、水の流れ、樹枝の形･･･。
大自然と向き合うと、改めてその原点的で本質的な美に気付かせてくれる。
そんな自然と同じく、長く続く建築には、デザインにおいても素材においても、 きっとこの「用の美」を根拠とした「普遍の美」が必然的に具わっているような気がします。
日本の風景に多く見られる大小様々な三角の山々が連なる美。
不揃いなれど、秩序を感じさせるこのシルエットの連続美を、 家づくりからはじまる景観づくりにおいて、日本民族は古来より無意識のうちに反映させていたのかもしれません。
和瓦の曲線もそう、山に落ちた雨を谷へと流す。
そんな、なるべくしてなった自然の摂理に適った普遍的なデザインとして400年続く。
このように、自然界に存在する水平や曲線、円や三角形という形状が、 建築も含め、あらゆるモノにおいて「形の美しさ」の基本にあり続けている。
あるべき素材とあるべき姿への回帰･･･それが新しい未来を創る無理無駄のない当たり前の方法論である。
Patterns Circle −円坐−
パワーバランスの均等状態を象徴する球体は、惑星しかりすべての物質にとって究極理想のカタチ。
同じく形状としての円は、自然科学の世界でも合理的安定と、あるべき姿としての達観を連想させる優れたデザインであり、人にとってもどこか精神的な安らぎをもたらせる。
このデザインの普遍性が、いかなるレイアウトパターンもすべて正解へと導き、空間に哲学を表現する。
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