未来考房/瓦人 ~gajin~

和瓦とその未来を創る淡路島の瓦師ブログ

円坐−maruza-のあるお庭(^^)

瓦の円形タイル「円坐−maruza-」と浜に打ち上がった海瓦が散りばめられる物語のある外構工事が進行中…貴重な晴れ間に円坐を仮並べに来ました!

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割付け不要&レイアウト自由で答えのない作業のように見えますが、実は本質を理解した世界観が必要…以下、僕が綴る哲学…読書好きな方は読んでください(笑)
そんな深い世界観にもとづく仮並べです(^^)

 

−GEOMETRIC DESIGN−
~自然が魅せる形の美~
自然はつねに合理的で、無理無駄のないあるべき姿へ極まろうとする。
山の姿、水の流れ、樹枝の形・・・。
大自然と向き合うと、改めてその原点的で本質的な美に気付かせてくれる。
そんな自然と同じく、長く続く建築には、デザインにおいても素材においても、 きっとこの「用の美」を根拠とした「普遍の美」が必然的に具わっているような気がします。
日本の風景に多く見られる大小様々な三角の山々が連なる美。
不揃いなれど、秩序を感じさせるこのシルエットの連続美を、 家づくりからはじまる景観づくりにおいて、日本民族は古来より無意識のうちに反映させていたのかもしれません。
和瓦の曲線もそう、山に落ちた雨を谷へと流す。
そんな、なるべくしてなった自然の摂理に適った普遍的なデザインとして400年続く。
このように、自然界に存在する水平や曲線、円や三角形という形状が、 建築も含め、あらゆるモノにおいて「形の美しさ」の基本にあり続けている。
あるべき素材とあるべき姿への回帰・・・それが新しい未来を創る無理無駄のない当たり前の方法論である。

 

Patterns Circle −円坐−
パワーバランスの均等状態を象徴する球体は、惑星しかりすべての物質にとって究極理想のカタチ。
同じく形状としての円は、自然科学の世界でも合理的安定と、あるべき姿としての達観を連想させる優れたデザインであり、人にとってもどこか精神的な安らぎをもたらせる。
このデザインの普遍性が、いかなるレイアウトパターンもすべて正解へと導き、空間に哲学を表現する。

 

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