火入れ式『 縁 』
熊本 阿蘇の家、厳粛かつ和やかに火入れ式でした。
家づくりに込める想いは「縁」…この想いと共に瓦を焼くべく、自らその書を窯へと!
続いて、一枚の瓦として屋根に葺く記念瓦には日付とご家族の名前を刻まれました。
その端書きで添えられた一言が印象的でした。
▶︎「淡路島 津井にて たくさんの縁に恵まれて…」
土に火が入り、立ち会う皆でこの大地の恵みに感謝し、静かに手を合わせる…人が祈る姿はただただ美しく、今日も窯場に素敵な物語が描かれました。
地鎮祭に始まる日本の家づくりは、古えより大地、火、水、木…に畏敬と感謝の念を抱きつつ、寄り添い、生かされていることの覚悟をもってなされ、この自然信仰の日本人らしき美しい精神性をもって、家づくりは一つの神事となる。
“日本の家”は、改めてこの境地で創られていくべきであり、その先にはきっと美しい風景が広がるんだと思う。
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