未来考房/瓦人 ~gajin~

和瓦とその未来を創る淡路島の瓦師ブログ

左右の違いで右往左往(笑)

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今朝の窯出しから…群馬の社寺屋根改修用の経ノ巻鬼瓦と、左桟瓦や左桟掛け瓦など!

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“左桟”とは、瓦の山が通常(右桟)とは反対にある瓦のことで、昔の建築では風雨の吹き降り方向を考えて、例えば切妻屋根の両面で左右の瓦が使い分けられています。

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北関東では箕甲が大きく、掛瓦に桟瓦を一枚葺く屋根意匠が多いので、その復元となります。

普段から“右桟”ばかりの瓦を見慣れ・触り慣れ・つくり慣れてるので、逆になると思いっきり得手も要領も難易度が高くなりますが、なんとか行儀も及第点かと…^^;

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心配してた経ノ巻も無事どこも亀裂なく、美しく風格あるエイジング調の質感に焼きあがりました。

本日から着工とのこと…完成したらまた現場行脚で関東にも足を運びたいと思います(^^)

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