未来考房/瓦人 ~gajin~

和瓦とその未来を創る淡路島の瓦師ブログ

「ふるさとは 近くにありて 想うもの」

ITC例会 ゲスト講師で講演でした^^

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「インターナショナル トーストミストレス クラブ(ITC)」は、女性が世に出ていく時代を予見したアーネスティン ホワイト女史(1904~1943)の指導の下、1938年にアメリカ合衆国サンフランシスコで設立され、現在ITC(International Training in Communication)として、リーダーシップや個人のコミュニケーション能力向上のための訓練、開発を高いレベルにおいて提供する組織です。
http://www.itcjr.jp/index.html

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上手な話し方、聴き方、伝達技術の訓練、効果的な会の運営法などを勉強し、自己の持つ可能性の向上を目指すクラブ例会で、瓦というモノとコトを目一杯伝え、そしてどんなビジネスにも通じる真理的なことを皆さんと一緒に話し合えました!
おかげさまで逆にこちらも大変勉強になりました^^
貴重な時間をありがとうございましたー😊

1,400年と400年続くデザイン!!

今日の現場は久しぶりの本葺き!!

民家で本葺きは淡路島や徳島、和歌山に多いんですよね~。

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なんと立派なお屋敷…なのに、葺き替えは裏の裏のそのまた奥の一部分だけ💦

でも簡略和瓦と違って三倍の枚数は必要になるので、これでも一人前の一車になってます('◇')ゞ

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本葺き瓦は伝来してから1,400年の圧倒的歴史…お寺やお城で大活躍してきましたが、民家への普及を目指し、1,674年に平瓦と丸瓦を一体にした和瓦を西村半兵衛さんが発明…って、これぞまさしく大発明!!って個人的には思います^^

それから400年近く、用の美を具えた必然のカタチ…つまり普遍・不変のデザインとして今なお続きます。

そんな建材ってある?

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山に落ちた雨は谷へと流れる…そんな自然の摂理に適った、日本人にとっての一つの黄金比率ともいえる完成されたこのデザインこそ和瓦の真骨頂!

世界に誇るデザインとして「瓦」を見直すと、かなりCOOL!!ちゃいます~?^^

伝統構法×瓦

全国の大学生を対象に毎年行われている「伝統構法」住宅の設計コンペ…。

その記念品としての瓦坐を今年も送ります^^

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PP素材の専用boxは、四季の紋様が中心で折り重なるように自らデザインしました。

丁寧に折り紙を折るように、四季折々の美しい時-toki-を重ねる…そんなdesign conceptです。

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なによりも木と土、技術と持続可能性、伝統と文化、景観美と精神美…に理解ある建築家のタマゴ達の手に瓦坐が届き、素材への理解に繋がれば幸いです。

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淡路瓦イズム!!

大阪府建築士会発行の「建築人2017.11」に、淡路土 古代いぶし瓦「銀古美-antique smoked silver-」を掲載頂きました。

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火入れ式からmonokawaraの展開まで、取組みに込める想いやコンセプト、未来ビジョンを記事にしていただいています。

多様な窯元による多様な取組み…まさしく感性×技術で業界をリードする新世代の淡路瓦イズムが未来を築きます。

 

そんな銀古美の新築現場…改善点の指摘を受けて葺き師さんにアドバイスいただいています。

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右袖だけ、通常のいぶし瓦での仕上り行儀ではなぜか不具合があるとのこと。

真っ直ぐがダメで、オモテ行儀は向こう気味に仕上げてちょうど納まりがイイとのこと。

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モノづくりは三歩進んで二歩下がるの繰り返し。

葺き師の声は神の声…すぐ修正し、ブラッシュアップしていきます!!

瓦タイル「soil」・・・風景を纏う

今日の日経新聞で掲載いただきました。

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土(瓦)を纏い、風景を纏う…暮らしに豊かなエッセンスを添える瓦タイルを、㈱カスコ様と共同開発…プロトタイプ製品をより良いモノへとブラッシュアップし、来年一月からの販売開始に向け、現在鋭意準備中です。

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concept:色彩はジャパンヘリテージをコンセプトに、自然なグラデーションのある古美たいぶし色に焼き上げることで、日本人が潜在的に持つ瓦屋根がとけ込む原風景と無意識のうちにリンクし、また住宅デザインの洋の東西を問わず、ファサードを有機的な素材で包むことで、暮らしに豊かさと心地よさを添えてくれます。

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お問合せ:㈱カスコ様 http://www.kasco-jp.com/

     Facebook page https://www.facebook.com/muku.flooring.kasco/?fref=ts

     〒770-0847 徳島県徳島市幸町3丁目45

     ☎0120-246-440
     TEL:088-625-2151
     FAX:088-625-2337
    【営業時間】9:00~17:30
    【定休日】土曜、日曜、祝日

さすらいのトラック野郎 服を汚す仕事師は半人前です😉

昨夜の酒盛りの余韻も抜けきらないまま、4時起きで出発〜!!

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現場は寄棟二階建て、今回が2車目で参上です!

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豪快な梁に棟梁の気合いを感じますね〜👍

それにしても昨日よっぽど降ったみたいやね…雨☔️

おかげで足場がじゅるじゅる(@_@)

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こう見えて超キレイ好き…靴も服も汚すの嫌なんですよ〜😨

でもそこは百戦錬磨のトラック野郎…ダンボールを巧みに配置しながら、無駄に長い手足を今日は無駄にせず最大限活かしながら、どこも汚さず任務完了〜( ̄^ ̄)ゞ

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服も材料も現場も…あちこち汚す仕事師は半人前なんです(笑)

そんなキレイ好きな男の朝メシ前仕事でしたー😊

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適材適所・・・

小さい屋根のオーダー…100枚判の瓦の出番です!!

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普段は一坪3.3㎡に57枚、53枚必要な規格判瓦が一般的ですが、門や塀、祠や社などごく小さい屋根には小さい瓦がバランスいいのです。

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利き幅6.2寸、葺き足5寸…100枚判は淡路島で一番小さい判の瓦です。

53判、56判、58判、60判、64判、80判、100判…適材適所とはまさしく!

多様な瓦をつくることで、津々浦々の多様な建築・屋根意匠の継承を担っています。

物語と歴史と意味と意義のある瓦屋根…これが魅力的な風景を創ってるんです^^

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