ようやくお邪魔出来ました、銀古美焼成で古彩色の中国平瓦を製作させていただいた個展…
「くまのもの 隈研吾とささやく物質 かたる物質」 at 東京ステーションギャラリー
膨大なプロジェクトにおいて向き合ってきた“素材”に対する深い哲学と理解の表現がどれも響きました。
とくに「瓦」についての解釈をぜひ読んでください。
重いだの、古いだの、高いだの…そんな薄っぺらい議論など一掃し、建築に対する瓦の必然性を証明する解釈はこれからシェアしていきたいです。
以下の隈氏の言葉が印象に残り、建築の近未来像として大いに共感でき、また期待したいです。
「建築とは、結局のところ物質である。物質と人間との会話である。世界という得体のしれない大きさなるものが、物質という具体的存在を通じて、人間と会話するのである。物質が違うと、会話の仕方も変わり、こちらの気分も大いに変わってくる。20 世紀は、コンクリートのせいで、会話は固くなり、人間の表情もずいぶん暗くなった。もう一度、様々な物質と、いきいきとした会話をはじめよう。」
“いきいきとした素材”をつくるものとして、これから社会により良い豊かさをもたらすことに貢献できればと思います。
会場:JR東京駅丸の内北口ドーム 東京ステーションギャラリー
会期:2018 年3月3日(土)- 5月6日(日)10:00 - 18:00
展示室はすべて撮影可能…この機会にぜひ!
TSG webpage:http://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/201803_kengo.html