未来考房/瓦人 ~gajin~

和瓦とその未来を創る淡路島の瓦師ブログ

kawara putter project -黒陶磨き-

淡路土を限界まで焼きしめる黒陶焼き・・・まさしく土色の古代鬼面ヘッドです。

もはや瓦の域を超えた硬質・堅牢なヘッドは、フェイス面とソール面を研磨することでまるで鏡面のごとく輝きます。

焼き締まった土密度の高さがヘッドのポテンシャルを向上させ、とても打感良く、またボールの直進性も素晴らしいです。

kawara putter project ・・・まだまだ可能性は広がります!!

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淡路土 古代いぶし瓦 「銀古美 -antique smoked silver-」

今日の窯積み・・・シンプルな一本ラインのみでレトロモダンにデザインした銀古美鬼。

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達観したかのような静かで端正な表情が、屋根を上品に仕上げます。

跨ぎ鬼で全高実寸190mm のタイプのみラインナップします。

来月着工の剣道の武道館・・・こちらは角張鬼瓦の指定なので必要分を古代いぶし色に焼きます。

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銀古美鬼以外の鬼瓦採用の場合は、種類・大きさともに別注焼成にて対応します。

なによりもこうしてご提案・ご採用いただいたおかげで、この土を焼いただけのオーガニックで生命力ある古美た色彩の銀古美瓦が、どこかの誰かの記憶の奥底にある美しく懐かしい日本景を創ることに貢献できることが嬉しいです^^

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オトコ仕上がりとオンナ仕上がり・・・^^

火曜日の夕方は瓦の未来創りの様子・・・今日も皆さん土との闘いです!!

アンティークなデザインタイルをモチーフに、下絵づくりから本気モード(+o+)

でもやっぱり男子は男子らしく、大胆さと躍動感が伝わるオトコ仕上がり。

女子は女子らしく、繊細で優しいタッチが雰囲気でてますね~^^

終始無言?(笑)で、最後まで根気強く取り組んでいただいてお疲れ様でした。

焼き上がりが楽しみですね・・・ありがとうございました~(#^^#)

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さすらいのトラック野郎 「案ずるより産むが易し(+o+)」

年明けから春まで異常なほどヒマだったぶん、GWも仕事する屋根屋さん・・・今年は多いみたいですね~(汗)

ってことで、親方から現場住所が届き・・・とりあえずグーグルマップで下調べ^^

ところが、間違いなくこの家だよな~ってとこに植木のアーチ門が!?

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よい子の皆さまならお気づきですね~?これは嫌な予感しかしないな~(+o+)

とりあえず百戦錬磨のトラック野郎・・・案ずるより産むが易しで現場到着の瞬間、胸をなでおろした瞬間です('◇')ゞ

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やれやれ、皆さんのお気遣いのおかげで、いやな予感が吹っ飛びました~(笑)

現場は絶賛古瓦撤去中・・・ダンプと入れ替わりに進入し、とりあえず今日のアンドン!!

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『一緒にいて楽しい人よりも 離れて淋しい人こそ大事』・・・そんな人、たくさん見つけてくださいね~^^

このまま無事に任務完了~。こちらはもう一車分残ってますんで、また後日お邪魔します。

おかげさまで今日も一軒いぶし瓦の屋根ができそうですね・・・ありがとうございました~^^

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−landscape− 風景を創る

websiteリニューアルにともない過去の建築例を撮影しながらコンセプトづくりを進めていますが、掘り下げるほどやはり、一枚一枚の瓦づくりを通して秩序と物語ある美しい日本「風景」と、その折り重なる屋並みのもとにある「人の繋がり」まで取り戻したいという一貫した想いに尽きます。

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理想は風景と共存・調和・同化する屋根…この屋根のように海の煌めきがそのまま陸(おか)まで連続するかのような…究極まるで海そのものとして自然景を形成するような甍の浪を描きたい。多くの屋根…それがたとえ新旧多様に折り混ざろうが、俯瞰して見晴らした時に美しい秩序を保てる和瓦だけで連なる屋並みを創りたい。

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文化とは学術・技術・芸術の三術の賜物…このうち久しく芸術を忘れた日本に、今こそ取り戻すべきモノとコトを、この瓦づくりを通して伝え続けるのみです。

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修復師-conservator-

超大物の鯱が釣れたよ~♪

こなごなバラバラになった天保年間に製作された鯱。

こなごなバラバラのまんま再焼成し、それをパズルを組み立てるように完成した四尺三寸(約1,300㎜)にも及ぶ見事な鯱。

瓦の修復師 T 氏による仕事。

組み上げる過程で、失われて足りないパーツは、現在の瓦を適当な大きさカタチに切って削ってパテで繋ぎ・・・膨大な時間と労力をかけて見事に復元されました。

伝統産業と文化の継承にはいろんなプロフェッショナルが必要です。

高齢ですが、こんな素晴らしい仕事が出来るうちは、まだまだ頑張ってほしいです^^

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monokawara -nameplate-

シンプルな瓦表札・・・金属的で近未来的ないぶし銀は、建築外観のレトロ or モダンを問いません。

でも、やはりこの質感は土ならでは・・・日々の生活にささやかな豊かさを添えてくれるはず^^

住まい手の暮らしに寄り添い、共にこれから長い物語を綴っていくmonokawara。

瓦はホントあったかい素材です^^

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