未来考房/瓦人 ~gajin~

和瓦とその未来を創る淡路島の瓦師ブログ

−修景−

f:id:daieibrand:20190914123303j:image

f:id:daieibrand:20190914123311j:image
島全体が重要伝統的建造物群保存地区である徳島県 出羽島…この100年景の趣を未来に繋ぐべく、今年度も順に建築の改修工事が始まっています。

f:id:daieibrand:20190914123436j:image

f:id:daieibrand:20190914123543j:image
f:id:daieibrand:20190914123530j:image
f:id:daieibrand:20190914123526j:image
f:id:daieibrand:20190914123535j:image
f:id:daieibrand:20190914123533j:image
f:id:daieibrand:20190914123540j:image
f:id:daieibrand:20190914123546j:image
伝統意匠である七寸の大きな棟冠瓦と鳥伏間も手作りで鋭意製作中…既製品で安易に済ませず、やはりこの譲れないディテールあってこそ、理屈ではなく感覚的に腑に落ちる原風景が維持される。
f:id:daieibrand:20190914123605j:image
f:id:daieibrand:20190914123607j:image
火入れ式(→ http://gajin.hatenablog.com/entry/2017/11/18/104908 )に始まり、初年度に完工した古色焼き「銀古美」の屋根たちは、この100年景に違和感なくとけ込み、その地にしかない物語を謙虚に紡いでくれていますが、行政の意向転換で2年目から通常のいぶし瓦指定となってしまい、この特注の棟冠瓦等もいぶし銀で焼き上げます。
f:id:daieibrand:20190914123648j:image
f:id:daieibrand:20190914123640j:image
f:id:daieibrand:20190914123645j:image
f:id:daieibrand:20190914123651j:image
瓦づくり・屋根づくりとは一つの修景事業である。
家づくりとは引き渡しがゴールではなく、その先の物語と風景と文化の継承、さらにその屋並みのもとに広がる豊かな人々の繋がりまでを創るというビジョンがあるべきである。
この島も近い将来、そんな繋がりの深い素敵な島になってほしいです(^^)
そんな事を思いつつ、粛々と準備したいと思います!


#瓦 #和瓦 #日本瓦 #瓦屋根 #大栄窯業株式会社 #かわら美人 #銀古美 #いぶし瓦 #古代いぶし瓦 #淡路島 #古民家再生 #古民家リノベーション #重要伝統的建造物群保存地区 #文化財建築 #美観地区 #エイジング #古色瓦 #古瓦 #伝統構法 #修景