ラフデザインの提案から始まり、何度も打合せを重ねてようやく方向性が決まりました！
現状手つかずのスペースを整地し三和土(たたき)土間風に仕上げ、円坐−maruza−を敷きつめたパティオからこぼれるように、土塀にまでランダムに散りばめるのは、ここ瓦島の海岸に打ち上がる海瓦…これは施主様ご家族みんなで海岸から拾ってきてもらいます^^
さらにストーリーを持たせて埋めるのは“sea glass”…偶然見つけた、子供たちにとっては小さくとも宝物のような存在。
価値なきものに価値を見出し、砂浜を夢中になって探しては大切に集めていた、誰しもに残る幼少の頃の記憶。
いぶし銀×テラコッタのバリエーションの円坐のなかに、シーグラスのように煌めくブルーの円坐を、そんな奥底の記憶を呼び覚ませればと微笑ましく点在させます。
イメージが完成したので工場でレイアウト シミュレーション…密度感や色彩バランスでいろんな表情で魅せます！
カタログで選んだように形式的でなく、自由で有機的で洋の東西を問わずとも どこか懐かしく、物語がいっぱい詰まった土と瓦の土間づくり･･･進捗をお楽しみに^^
誕生日のサプライズプレゼントでのオーダー！
書体も、岩とか硬いものに“刻んだ感”のある感じで！
週末のサプライズ、喜んでくれましたかー？
もうラウンドデビューしてたりして^^
文字通り世界に一つの素敵な贈り物に“ビックリ”されたかも😃
これは難しい…白地のあがりも、行儀の判断が困難です^^;
文化財と社寺の改修案件で銀古美での相談を受けているので、段階的にいぶし銀で試焼き！
とりあえずこの精度だと問題なさそうですが、これを銀古美-ginfurubi-で焼くと、どう歪みどう縮むか…！？
窯積みの仕方を変えて工夫しましたが、最後は“神頼み”…土と炎の機嫌に任せるしかないですね(笑)
裏行儀で基準を決めるか、表行儀で基準を決めるか…選別の際、行儀を判断するルーティーンを見出し標準化しとかないと👍
加古川の家…銀古美の門が完成です！
古彩色のマットな風合いは、通常のいぶし銀と違い建築にしっとりしたと趣きをたたえ、かつ堅牢な質感が風格を添えます！
将来的に黒色の突飛な変色もなく、キズも付きにくい銀古美…木と銅と共にキレイにエイジングしつつ、永く暮らしと風景にとけ込んでいくことでしょう。
それにしても立派な門…板金屋さんも気合い入ったイイ仕事してます^^
雨のなか姫路からの中学生達が「瓦」というモノとコトを学んでます^^
一時間程度、歴史や物語、作り手・葺き手の想いやビジョンを説明しましたが、熱心にメモを取る姿が嬉しかったですねー^^
工場見学はさすが男子…興味津々で写真撮りまくってました。
ちょうど口切り直後の窯で熱気をリアルに体感したり、火入れのシーンも目の当たりにして迫力に気圧されたり！！
いろんなことを全身で学んでくれたかな？
「瓦」というものにひたむきに向き合う大人たちの姿と志に触れ、それがこの子達の将来の人間形成の一助になれば幸いです☺️
