ただいま瓦葺き中の京都ホテル計画から…
今日の銀古美の窯出しで、「京海津(きょうかいづ)」という鬼瓦が風格よく焼きあがった!
“京”と名の付く鬼瓦だけに、古都京都で昔からちらほら見かけたデザインだろう。
1969年 村野藤吾氏設計「佳水園」のリニューアルにおいて、お世話になった屋根もやはり鬼瓦は「京海津」です。
日本の住宅がアイデンティティも物語もなく、素材もデザインも没個性で全国画一的になってしまって久しいが、土着の意匠や素材を見直すことで、気温・湿度、風向・風速…などその土地の気象条件に耐え、確かに長く持続してきたことの意味を知り、今後のあるべき仕様を教わることができる。
鬼瓦一つでもいろんなストーリーがあるんですよ。
それぞれの地域で特徴的な瓦アイテム…探してみてください(^^)
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【ウェスティン都ホテル京都「佳水園」】
全体改修設計/株式会社大林組
構造改修設計/全日本コンサルタント株式会社
photo ©プライズ 山崎浩治
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