ただいま“SHANSHAN”さんが近づいており昨晩から強烈な雨でしたが、自宅の瓦屋根はまるで風情さえ感じさせるほど音もなく強雨を受け流し、雨ニモマケズ、風ニモマケズたくましく50年以上も仕事をしている。
「山」に降った雨が、「谷」を流れる。
風景にあって当たり前に描かれる、その自然の摂理にかなった姿を体現する和瓦は、見事な白銀比を構成する普遍的デザインとして完成し約350年。本瓦葺きだと1,400年!
優れたプロダクトデザインとは、10年や20年しか保たないようなものではなく、この次元のことを言う。
まして今夏の暑さは、そのポテンシャルの高さをさらに浮き彫りにする。
この酷暑に一度もエアコンをつけずに、痩せ我慢でもなんでもなく普通〜に眠れているという事実は信じてくれるかな?
熱伝導率が瓦より遥かに高く、透湿性0%の金属屋根材などは、数年前に北海道で起きた350件もの室内火災報知器が一斉に鳴って札幌市内の消防署が大火災かとパニックになった例からも分かる通り、エアコンがないと生きていけないような住環境は本当の意味での持続可能とは言わない。
夏の高温化が進む日本・・・重いor軽いではなく、“暑さに強い”っていうキーワードがこれからのトレンド素材だと思う(^^)
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#宮沢賢治