今朝も夜明け前から、こうして淡路島の大地の恵みをいただき瓦を作らせていただいている。
瓦とは…土にほんの少しの水を混ぜて練り、焼くだけ。
素材は地元の土だけ。淡路島では約200万年前のキセキの積層からこの恵みをいただく、なんの混じりけもないピュアなもの。
“かわらのかたち”は人が作りやすく、持ちやすく、運びやすく、葺きやすく、直しやすく、美しく…ムリとムダを削ぎ落としつつ千年以上かけてつくられたヒューマンスケールな普遍的デザイン。
なによりも雨を流しやすく、気候風土に適い、耐久性があり、幾時代を経ても互換性がある。
そんな素材が建築の屋根となり、一生の暮らしの安心を守り、風景を守り、文化を守る。
多くの人を案内する土の採掘場。
この圧倒的な風景に包まれて素材の原点に向き合うと、誰しもほぼ同じような感覚を覚え、同じような感想を述べる。
それは「重い、高い、古い…」というネガティブな印象は消え、「美しい、ありがたい…」というポジティブな感情が湧くようだ。
瓦というモノとコトの本質…設計者はじめ建築関係者はもとより、広く消費者にまでまだまだ全然伝えきれていない。
伝えれば理解される。
知ってもらえなければ存在しないのも同じ。
だからこうして日々目の前の一人一人に直向きに伝え続ける…それが一つの瓦の未来創りだ。
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