淡路島の土は粒子がとても細かく、他の瓦産地の土より鉄分含有量が非常に多い。
そのため単純に酸化焼成すると沖縄の赤瓦と同じく酸化鉄のキレイな赤褐色になり、逆にこの漆黒瓦のように耐火度の限界温度で還元焼成すると四酸化三鉄(Fe3O4)の鉄黒色になり、なんと土を焼いたものが磁気を帯び、磁石が付着する!
(*ここまで焼成温度は高くないが、“銀古美”も磁石が付着する!)
漆黒をつくるのは“黒錆”であり、劣化しにくい最強の肌…土が融け、瓦が鉄化する寸前のような状態だ!
人工的塗装を施すような新建材とは次元の違う世界での仕事(物質変容)…地球由来のマテリアルは面白い(^^)
淡路島の瓦は、まだまだ未知なるポテンシャルを秘めている!!
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