今週は棟の積替え改修工事からスタート!
緑釉が綺麗な鶯(うぐいす)の陶器瓦ですが、25年前の阪神大震災時から棟が大きくうねっており、桟瓦も棟下からずり落ちている現状…棟の中はおそらく空洞になっており、当然絶賛雨漏り⤵︎⤵︎⤵︎
今回ようやくガイドラインに従い耐震耐風施工で改修です。
昨今の災害大規模化に伴い、屋根瓦の飛散を防ぐため、新築を対象に瓦の固定を義務付けられることが決まったばかり… さらに国交省は、すでに建っている住宅についても固定化を進めるための支援策を検討中とのこと。
・
どうしてもマイナスイメージが多い瓦屋根だが、もともと古い建築はほとんど瓦屋根であり、逆に当時は瓦しか選択肢がなかったともいえる。
確かに人(職人)により、地域により、施工が未成熟だった面も否めないが、古いものいじめ、年寄りいじめしても仕方ない。
こうして日進月歩の施工水準に従い、良いモノをより良いモノとして続かしめることの方が大切。
なによりこうして50年もつ素材だからこそ、再利用や互換性をもって最低限の“負荷”で維持継承出来ることこそが本来的価値!
今日一日で無事完工…捗らせてくれた秋のような気候がありがたい(^^)
・
【瓦屋根標準設計・施工ガイドライン】