未来考房/瓦人 ~gajin~

和瓦とその未来を創る淡路島の瓦師ブログ

陰影礼賛…日本古来の美意識・美学

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高松の家…屋根面積100坪近い大きな屋根に約5,000枚の古彩色“銀古美”の瓦が葺きあがりました!

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棟違い用に焼いた“裏鬼瓦”も3カ所とも丁寧に合端され、永い耐久を保証する。

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“銀古美”は“いぶし銀”と違い、一枚一枚の表情に個性がある瓦…屋根上から見晴らすと焼きものらしい“景色”で彩られる。

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“屋根”自体に素材感や表情があり、意匠に地域性が表現され、陰影美しく、やがて味わい深く古美る建築が今少ない。

なにより勾配がないから屋根は見えない。

“傘”は勾配があるから傘であり、平らだと傘にならない。

陰影礼賛…ただ「あぁ、綺麗だな」と琴線にふれ、印象に残る屋根が増えてほしい。

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