未来考房/瓦人 ~gajin~

和瓦とその未来を創る淡路島の瓦師ブログ

瓦再考…

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白銀比=1:√2(1.414)】(約5:7)

「大和比」とも呼ばれ、A判、B判紙の縦横寸法比がすべてそうであるように、黄金比(1:1.618)よりも日本人に馴染みのある「美の比率」。

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西洋の黄金比と同じように、白銀比は世界最古の現存する木造建築物である法隆寺金堂や五重塔に使われており、国内の社寺建築や仏像の顔、日本絵画など「日本人が美しいと感じる比率」として古くから用いられている。

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和瓦の曲率は偶然か必然か見事な白銀比…普遍的デザインにはやはり根拠があり、なにより美しい!

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重いor軽い、高いor安い、古いor新しい…といった薄っぺらい形容詞ではなく、長く風雪に耐えるか耐えないか、“古美る”か“古汚くなる”か、絵になるかならないか、大地に還るか還らないか、“文化的価値”があるかないか…という物差しもあるべきだと思う!


「文化」とは、民族や社会の風習・伝統・思考方法・価値観などの総称で、“世代を通じて伝承されていくもの“を意味する。


あ!!“世代を通じて伝承されていくものかどうか”という物差しも付け加えたい(^^)

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