京都の風景に必然としてあるべき瓦屋根が、ごく当たり前のように、その連なる“甍パズル”のピースを一つ埋めるかのごとく、一軒完成します。
日本の家づくりを祭りのごとく盛り上げたいとの想いでしたためられた書は「家祭」…その想いとともに瓦を焼くべく書を窯へ。
続いて記念瓦にも同じ“想い”を日付とともにを刻み、今回も美しい祈りのシーンが描かれる窯場です。
かつて京都が京都らしさを失うことを予感した川端康成が、“らしさ”を失う前に画家に描かせた「年暮る」…この俯瞰視野をもって今いる町並みを見てほしい!
そこに“絵になる”風景はあるでしょうか?
今回、施主様は外国人です…外の人がその価値を理解し、内の人が忘れてしまっていては本末転倒。
とにかく間違ったピースで埋められずによかった!
いづれまた“絵になる”京都として多くの人々に描かれる姿を取り戻すため、このパズルを一つ一つ瓦屋根で埋めていってほしいです^^