夜明けの虹がキレイだった3月のはじまりの日。
20年近く前に本堂改修工事でお世話になったお寺の山門と鐘楼の現調。
水板には威風堂々2体の龍…当時の瓦師・鬼師の気迫が100年を超えてなお衰えないのか、幾星霜を経ても見事な姿で躍動しています。
水板はもちろん、鯱と唐獅子の隅蓋は再焼成できそうです。
土は絶対普遍…炎の力で再び次の100年を生きる素材が他にどこにあろうか。
鐘楼には粋な組棟…青海の変わり波形は初めて見ましたが物語がありそうで洒落てます。
山門と鐘楼の本葺き寸法が異なるのも、職人の美意識の高さがうかがえます。
いい仕事です…リスペクトを込めて再生したいと思います。