早朝の連絡船で、特注の復元棟冠瓦を届けてきました。
島では年末に向けあちこちで改修工事も佳境…限界集落のはずが、そこかしこで職人たちの息づかいに触れると、どこか活気さえ感じさせるのが面白い。
完工した銀古美の屋根は、違和感なく100年景にとけ込み…衒(てら)わず、驕らず、主張せず、その地にしかない物語を謙虚に紡いでいるようでした。
瓦づくり・屋根づくりとは一つの修景事業である。
家づくりとは引き渡しがゴールではなく、その先の物語と風景と文化の継承、さらにその屋並みのもとに広がる豊かな人々の繋がりまでを創るというビジョンがあるべきである。
この島はきっと近い将来、そんな素敵な島になりそうです^^