未来考房/瓦人 ~gajin~

和瓦とその未来を創る淡路島の瓦師ブログ

2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

笑う門には福来たる…

日曜日…お世話になっている京都の葺き師 井上さんと。 この“笑鬼サイン”の笑顔がいつまでも続くよう、これからますます京都北部の素晴らしい建築文化と風景の継承にチカラにならせてください! いい写真ですね、ありがとうございます(^^) sign size : H700mm…

monokawara -はじめの一歩-

絶賛誕生中!! こんな世の中ですが、一歩一歩力強く歩んでいってほしいものです(^^) 大好評の誕生記念手足型瓦「はじめの一歩-birthday memory-」が、handmade market “minne”でお買い求めいただけるようになりました。 ページ詳細↓↓↓ https://minne.com/it…

鬼瓦…デザインしてみませんか?

その家その土地にしかないシンボリックなものから、住まい手の似顔絵まで…etc. 手仕事が活きる瓦ほど、“物語”をカタチにできるフレキシブルなものはない。 ヒト、モノ、コトの関係性豊かに…昔のように、それぐらい大らかな家づくりがもっと増えればいいな〜(…

kawara putter - DREAM PROJECT -

今回完成したのはすべてtype -いぶし銀-! ゴルフ場を全国展開するグループ企業様にお届けします。 トーナメント優勝のプロゴルファーが、グリーン上で瓦パターを掲げる日も近い!? そんな夢のある“瓦の未来創り”…ワクワクが止まりません(^^) ・ #瓦 #瓦屋…

【mission ちょいpossible】に…(笑)

阿波国分寺改修工事…特注の超デカ谷巴も左右61本すべてカタチになり窯積み! 全面を無事にキレイないぶし銀に焼くのはimpossibleだと考えていましたが、超デカ垂れ部分の焼きネジレが極力起こらないようにするため、“垂直”に垂れるよう絶妙にクサビをかまし…

【手仕事に憧れて子供たちは大工さんになりたいと夢を持つ…】

瓦葺きを待ってもらっている神社新築現場では棟梁の手仕事が進みます。 すべて手刻みにより生み出されていく建築…鉋がけする姿はいつから“ニッポンの建築現場”において当たり前でなくなったんだろう? 本殿に据えられる“銅板の鬼”が二体ありました。 棟梁が…

また訪れてみたい…

「佇まい」…東かがわの家 訪れるたび、住まい方を勉強させられる。 訪れるたび、美しいエイジングに魅入ってしまう。 いつまでも汚れない、色褪せない、朽ちないことを競うような素材ではこの佇まいは生まれない。 また訪れてみたいと思わせる建築は、また訪…

土のもつ“個性”が描き出す景色…

高松の家…面積90坪以上の大きな屋根に約5,000枚の古彩色“銀古美”の瓦があがりました! 灼熱の瓦葺きも始まり、凸凹の棟違い箇所もなんとか割付け通りクリアです。 “銀古美”は“いぶし銀”と違い、一枚一枚の表情に個性がある焼きものらしい瓦…葺きあがるごとに…

ピカチュウ!!

2年生による一所懸命に土と向き合う姿が微笑ましいです(^^) そんな気合いが乗り移ったのか、小さな手元から勇ましい表情のピカチュウが彫られていました!! ご家族によるガチンコ勝負…さ〜て勝者は誰のかなー?(`_´)ゞ #瓦 #瓦屋根 #大栄窯業株式会社 #瓦…

テレビ放送のご案内…

昨日サンテレビさんで瓦アクセサリーをご紹介いただきました! ものづくりに込める想いもしっかりと伝えられています…このたびは貴重な機会をいただきありがとうございました(^^) 放送終了直後からお問合せのお電話をいただいております…どうぞ機会があれば…

monokawara −瓦蹲(つくばい)−

古色焼き“銀古美”の窯出しから…六角形−hexagon−デザインの臼型つくばい。 いやはや、いろんな依頼があるもんです… ▶︎「瓦で“ししおどし”作ってください!」 そんなご注文でした(^^) 蹲は、蜂の巣や亀の甲羅、雪の結晶など自然界でよく見られる六角形デザイン…

主役たれ…

焼き板に瓦屋根…過去の“甍賞”建築。 瓦仕様をシンプルに、シルエットで魅せる。 緩勾配屋根や箱のような新建築が多いなか、急勾配はかえって個性的だ。 なにより屋根面が見えることで、四季折々、時々刻々で瓦が織りなす陰影が美しい。 屋根が主役の家が少な…

銀翼のはばたき…

東かがわ市 鐘楼瓦葺き完工! 石の上に四本脚で建ち、重厚な木組みと瓦屋根、そしてなにより重い鐘を吊り、風雪に耐えつつ100年と建ち続ける…伝統建築は、構造計算や耐震等級という数値では明確に表せないが、数値で測れる建築より遥かに逞しく、なにより“美…

モノとコトを“背負う”ということ…

阿波国分寺改修工事…江戸時代の水板瓦が300年の時を経てもなお躍動感をもって棟を泳ぎます! 桃山時代に作庭された“阿波の青石”の石組による枯山水石庭は国指定名勝であり、かの重森三玲も絶賛した。 この石庭に建つ書院と庫裏の屋根…思えば20年近く前の改修…

monokawara -kawara stool-

栃木県宇都宮市にオープンしたお店から、瓦スツールの写真が届きました! 目に見える、手で触れる、カラダで感じる距離で、遥か昔より変わらない“用の美”を纏った普遍的デザインの美しさと確かな価値を、この一脚から感じていただければ幸いです^^ シンプル…

break time…この島の流儀

え?どうしてそうなるのって!? 「そこにいつでも瓦があるからです!!」(笑) 瓦で焼くのは淡路島の流儀…網と違い、焦げずに遠赤効果でふわっふわに仕上がる! 当たり前に目の前に広がる美しい景色に包まれ、そのへんで育まれた食材たちを、そのへんにある…

mission impossible…

− 阿波国分寺 改修工事 − 谷平の次はこちら…垂れ長さ六寸もある谷巴! これも谷平と同じく、左右全60列を1列ごとに測った勾配に合わせて手作り。 やはりオバケサイズ…本体の素丸部分より遥かにデカい垂れにつき成型後は寝かすしかありません(汗) どう転んで…

monokawara −umbrella stand−

今日の古色焼き“銀古美“の窯出しから…この傘立て、ホントに人気です(^^) size: H:300〜270 × W:240 × D:240 今回はいぶし銀と違って、銀古美らしくとってもビンテージな質感に! 焼きたて”まっさら“なのに100年の風格を纏うのがどこか頼もしい。 古民家の玄…

もはや“ドM”な世界に突入です…^^;

阿波国分寺の唐破風屋根は、利根地と袖丸が3段階×3列になる特徴的な仕様。 棟梁の描く仕上がりラインに合わせて素丸〜袖丸の天端ラインを原寸合わせすると、3列のうち真ん中は、左右どちらにも垂れのある両袖丸が必要に! つまり“逆U字”型の両袖丸を左右それ…

必然の邂逅…

−阿波国分寺 改修工事− 別注手作り谷平瓦の現場合わせ…高さ、ノサ加減、角度と葺き師から合格をいただきました。 残り、粛々と準備するのみです! 瓦葺きが進む下屋根では、約300年前…江戸時代中期瓦と令和瓦の邂逅シーンが美しい! 丁寧に選別された古瓦が…

鬼瓦パターの実力!!

なんと正月以来、7ヶ月ぶりのゴルフ!伝家の宝刀“鬼瓦パター”をひっさげ淡路カントリーに見参し、過酷な真夏にレギュラーティーからティーオフ♪ やれやれ、半年以上ほぼ休みなく瓦づくりに励んだご褒美なのか、ゴルフの女神が微笑んでくれてまさかの39-40の7…

ディテールの積み重ねが創る風景…

阿波国分寺 改修工事…垂れ高さ6寸の特注谷平瓦が順に焼きあがる。 改めて…オバケサイズ!! 抱えると一枚が上半身ぐらいあるやん^^; 多少の反りやクセはありますが、月曜日に現場打合せにいくので、仮合わせしてこよう! これよりさらに大きい谷巴と特殊な袖…

カラーでも美しい風景を…

ある大手医療機器メーカーのCMに映る風景に目がとまる。 それにしても秩序なく雑多でカラフルな家並み…なんだか町全体がハリボテの映画セットかミニチュア模型のように安っぽい! こうなると整備された区画さえ、逆に人工的で物語性がないので美しくない。 C…

皿の下の物語…kawara plat

料理すべてに淡路島の宝物がいっぱい詰まったホテルセトレ様…午後から灼熱の工場を抜け出し、先日紹介した焼きたての大判プレートを届けにきました! breakfastでいろんな自家製パンが盛られるそうです(^^) シェフの力で洗練された料理となり、食す人を豊か…

熊本県重要保存建築物復元工事

プロジェクト: R-MACHIYA改装工事 築120年の料亭・宿泊施設復元に伴う屋根工事がすべて終わり、建築にまつわるストーリーごと丁寧に綴られたブログです! ▶︎ http://tsubomi.cc/%e7%86%8a%e6%9c%ac%e7%9c%8c%e9%87%8d%e8%a6%81%e4%bf%9d%e5%ad%98%e5%bb%ba%e…

目指せ800年!?^^;

今日の古色焼き“銀古美”の窯出しから…「敷き瓦」 このエッジ…焼きたてで新しいのに、なんともいえない寂びたビンテージ感は銀古美の真骨頂! 屋根から降りた瓦…やがて大地に還るまで、その前段階として永年「地べた」として足元で人の暮らしを受け止め支える…

monokawara -kawara plate-

300×400㎜の大きなフラットプレート…エッジは持ちやすいよう斜めにカットし、今朝古色焼き“銀古美”で火入れ! このサイズで足もない全くのフラット仕様…大至急のオーダーにつき待ったなしなので、あとは焼きねじれと反りが出ないよう神頼み…囧 #ブレックファ…

-The Japanese House-

こちらは6年前!!海外の人こそ日本のかけがえなき“価値”をこうして残そうとする…見習うべきことです。 Australia project -The Japanese House- クイーンズランド州地裁のポール判事は、かつて療養目的で夏の日本を訪れた際、伝統的日本家屋のもつ機能性…